情報システム部門での経験から生まれた、格言、迷言集です。

【嘘から出た受注】

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■原典:

 嘘から出た実(まこと)

■意味:

 嘘を色々と並べて、ようやく受注が取れた様子を表した言葉。

■解説:

 嘘といっても詐欺を働くという意味ではなく、真実と異なるという意味合いが強い場合に使います。例えば、パッケージソフトで 顧客は、当然あると思っている機能が実は「ない」場合、「標準です」といって、慌てて開発に取り掛かることがあります。

これを、専門用語で、「そば屋の出前」現象と言っています。

●用例:

 

川伊さん

ねえ、聞いた? ホカノ産業様に提案していた文書管理システムの受注が取れたって。

 

現木さん

え、どうやって。

 

川伊さん

文書管理システムのカタログだけ先に作って、配ってたんだって。

 

現木さん

カタログ作れるほどの機能って、あった?

 

川伊さん

それが、ドラッグ&ドロップ登録、承認フロー、ロール・グループ制御、版管理、PDF変換、画像サムネイル一覧とか、盛りだくさん。

 

現木さん

そんな機能、どこにもないよ。

 

川伊さん

導入するときにあれば、嘘にはならないって。

 

軽井主任

「そば屋の出前」・・・じゃなくて、「嘘から出た受注」だな。

 

川伊さん

「そば屋の出前」って、まだ、麺も作ってない状態よ。


登場人物と相関図


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