【悪戦見に行かず】
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■原典:悪銭身に付かず
■意味:
SEの世界では、誰しも悪戦苦闘することはありますが、それを第三者的に見にいくと、とんでもないとばっちりを受けることがあるのでやめときなさいということ。
■解説:
通常、それぞれのSEは、個別にプロジェクトに参加しているので、他のプロジェクトの様子ははっきりとは分かりません。ときには、火を噴くプロジェクトに召集がかかるケースもありますが、そんな場合も、「火に水を注ぐ」ケースになることが多く、やはり、各プロジェクト内で責任を持って対処するのが本命です。
ところが、場合によっては、自分のプロジェクトがうまく運び、少し余裕が出てくるケースがあり、そんなときに、悪戦苦闘しているプロジェクトにひょっこり顔を出すようなことをすると、ろくなことはないというケースがまま、あります。
例えば、そのプロジェクトに参加要請される場合や、冷やかし半分の場合は、ひんしゅくを買って嫌われたり、上司に告げ口をされたと思われ、プロジェクトリーダーに嫌われたりすることがあります。
●用例:
川伊さんのプロジェクトって、今、大忙しなんだって。
そうなんです。ところで、現木さんのプロジェクトは、大丈夫なんですか?
ああ、なんとかうまくいって、少し余裕ができたんだよ。
なら、手伝ってくださいよ。リーダーの軽井主任にメンバーの補充をお願いしていたところなんですよ。
あ、そういえば、最後のデータ移行のテストを頼まれていたんだっけ…………
そんなあ。期待して損しちゃった。
…………
「悪戦見に行かず」って、すっかり忘れてたよ。
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