【石の上にも残念】
■原典:石の上にも三年
■意味:
ただ単に、何も考えずに同じことをいつまでも繰り返しているだけでは残念な結果になるという意味。
■解説:
仕事が、ある程度分かるようになるには、3年はかかるということは、確かにあります。ただし、その前提には、その仕事をキチンと考え創意工夫を繰り返し、失敗も経験しながら、自分のものにしていく必要があります。
何も考えずに、ただ、同じことを繰り返すだけでは、3年経とうと、何十年経とうと、自分のものにはならないということです。
ただ、実際にその仕事ややり方が良いのかどうかは、3年くらいはがんばらないと見えて来ないというのもあると思います。
つまり、やり方を変えたいという気持ちがあっても、実際はまだ、キチンと理解していないので、今のやり方を継続してみるという事も重要です。
若い技術者ならば、いろいろチャレンジしてみれば良いと思います。
当然、会社のルール、職場のルールがあるため、自分だけが勝手にルール変更することはできませんが、常に改善案を持ちつつ、了解を得ながら、できるところからチャレンジすることで、いろいろなことが見えてくると思います。ぜひ、チャレンジしていってください。
●用例:
総務のアツオ君、来月退職するんだって。
まあ、毎日毎日、同じような業務ばっかりだから、つらいってこの前もこぼしていたからね。
けど、あの業務の重要性を認識して、かつ、その先の仕事を意識すれば、もう少しがんばっても良かったと思うよ。「石の上にも残念」だよ。
●解説2:
本来の意味は、何も考えずに同じことを繰り返しているということに対して使いますが、長い間がんばってはいるが、成果が出ていない、という意味でも使えます。
●用例2:
今市課長って、結構今のポジションから動いていないよね。
まじめにがんばってはいるんだけど、いまひとつってところが、頼りない印象があるよね。
「石の上にも残念」な人だな。
なに、何の話?
すばらしい上司に恵まれて、幸せです!
「壁に耳あり少女のメアリー」って、このことだな。
総務の福利厚生(フクトシアツオ):
川伊さんと同期入社の社員。来月退職するそうです。