【Do IT（情報技術）Yourself】

ワークスタイル

» 2012/06/25

■原典：Do It Yourself （自分で作る［やる］こと）

■意味：

　情報技術（IT）＝システムは、自分自身で作るのが良いという意味。

■解説：

　技術が高度になって分業体制が普通になっている反面、自分でシステムを作ることも比較的簡単になってきています。そのような中で、自分で使うシステムを自分で作れれば、より使いやすいシステムが効率的に作れます。
　

　この、自分自身で作るという意味で、3つのパターンが考えられます。

　1．ITの専門家が、自分が使うシステムやツールを自分で作る。
　2．ITの利用者が、自分が使うシステムやツールを自分で作る。
　3．ITの利用者が、自分が使うシステムを主体的に作る。

　1番や2番は、言葉どおりなので分かりやすいのですが、3番は、少し説明が必要です。

　通常、利用者は、IT部門にシステム構築を依頼しますが、どちらかというと、お任せに近い状態だと思います。その場合、使い勝手が悪いとか、見栄えがいまいちとか、苦情、要望は出しますが、その原因となる要件をキチンと伝えていないとか、自分たちの業務を見直して効率化を図るとかいうことが、手薄になります。主体的に作るとは、そういう責任もすべて利用者部門で引き受ける覚悟でシステム構築を依頼すべき、ということです。

　
　例えば、自分でシステムを作る場合、自分の業務に必要な所を必要な分だけ、作るでしょう。見栄えも最低限の必要な分だけにするでしょう。ところが、人任せにすると、当然、お金を払ってるのだから、それだけのものを要求するでしょうし、要求の重要度とシステム化の複雑度の関連も無視します（というか、分からないでしょう）。

　自分で実際に作るなら、妥協もするし、良い意味で手抜きもします。その割りに、満足度が高くなります。

　社内システム部門と利用部門の関係も、同じ会社内なのですから、自分で作るつもりで依頼することで、短納期、低価格で満足殿高いシステムを構築できます。

　さらに、社外のシステム会社を使う場合も、同じ料金なら、よりよいシステム構築ができます。これが、主体的に作るという意味です。

●用例：

最近、物件納期が短いので、作業が抜けてしまいそうで、怖いわ。