髪盛ってるから森姫

オンリーワンをつくるための2つのツール

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◆あまり本を読まない森姫の悩み

 影響を受けた本といえば一般流通していない本(おそらくですが)で、「凡人白書」という本なのですが、入手困難な本をあげてもしょうがないかな? と思って書き方に悩んでいます。

 せっかくこうした場で書くのだから、このコラムを読んでくださった人が

 「アマゾ○であとで買ってみよう!」

と思えるものがいいよね、と。

 だとしたら……わたしに影響を与え続けていて、コンビニでも入手可能な「小悪魔ageha」がいいのでは? と思いましたが、「IT技術とはちょっと違うかな?」と思ってやめました。

 では、技術者として影響を受けた本。それは「コードコンプリート」という本なのですが、値段も高く、このコラムを読んだ人が「あとで買おう」と思っていただくには多少申し訳ない気がしたので、やめます。お勧めではあるのですが。

 「あとで買ってみよう!」と気軽に思っていただけるものでよい本といえば……と記憶と本棚をあさってみたのですが「どれもほかのコラムニストさんとかぶりそうだなぁ……」となりました。別に個人のことなのでかぶってもいいのですが。

◆「ノートとペン」

 悩みに悩んだ結論として、

 「少しお高めのノート」と「少しお高めのペン」

の2つとなりました。

 この2つ、実は本のタイトルではありません。つまりは「ノート」と「ペン」です。どういうことかといいますと、「自分が影響を受けた本は自分で作る」ということです。

◆どうしてノートとペン?

 ことの始まりはひさしぶりにあった友人の一言でした。

 その友人は日常的にノートを持ち歩いています。

 「そのノートは何のために持ち歩いているの?」とたずねたところ、

 「会話の中でいい言葉があったときとか、本を読んでいて目に留まった言葉を書くため」

という答えがかえってきました。

 少し見せていただくと、ノートには友人が選んだ「格言」が並んでいました。その格言はわたしでも聞いたことがあるものから、明らかに会話の途中から生まれたような言葉まで多種多様でした。

 「こうやって、自分だけの本を作るのよ」と友人。

 これは良い!! と思いました。

 オンリーワン。世界に1つだけの、自分だけの本。

 さっそくわたしも真似しようと思い、100円ショップでノートとペンを購入しました。

◆しかし、続かず……

 それを持ち歩いて日々のことを書き留める!!

 最初は張り切ってやっていたのですが、なかなか意識していないと続かないものです。1週間で挫折してしまいました。

 続けている友人にどうすれば続けられるのか聞いてみました。

 理由は「少しお高めのノート」と「少しお高めのペン」でした。

 友人は600円のノートとペンを使用していました。どちらもメモとしての普段使いのことを考えると多少「お高め」のものです。

 普段100円ぐらいで5冊セットの無印良品のノートと380円の3色ボールペンを使用している身としては、600円は「高い」と思いました。

 両方で600円ではなく、片方600円。両方で1200円。

 しかし、友人から「本もそれぐらいするでしょ?」といわれて妙に納得ができました。逆に1200円で自分だけの本が作ることができるのは安いほうかな? とも思えてきました。

 高いものを購入すると、不思議と「大切に使おう」と思うので取り扱いも自然と良くなります。

 100円ショップのものは「まぁ、なくしてもまた100円で買えるし」と軽く考えがちです。

 「600円で買ったんだから、ちょっといいように使おう」ということでモチベーションも上がります。値段が高いだけあって、紙の質や書きやすさも断然ちがうものです。これでなんとかモチベーションを上げて、やってみようという気になりました。

◆オンリーワンのメリットとデメリット

 メリットはやはり「自分だけ」のものが作れるということですね。

 いる情報といらない情報を整理して、必要なことだけを残しておける自分だけの本は、とても魅力的です。会話の中から生まれる一般流通しないような「名言」が残しておけることも魅力です。

 デメリットとしては「情報が偏る」ことです。

 どうしても「自分軸」で情報や名言をあつめてしまうので目線が自分だけになってしまいます。いままでなかった思想をとりいれるには少し難しいかな? と思います。

◆好きです

 余談ですが、わたしがお高めのノートとペンを購入して一番最初に書いた言葉は

 「ペンを強くペンを握り」

でした。

 わたしの大好きなアーティストさんの言葉なのですが、これは「この本を作りきるぞ」という意味をこめて最初に書きました。

 友人に「最初に書いた言葉は?」と聞くと「最善を尽くすこと」でした。

 当たり前ですが、人によってまったく違う色の本ができあがっていくようです。

 本を「読む」ことも必要ですが、本を「書く」ことも、やってみてもいいのではないでしょうか。

Comment(4)

コメント

はがねのつるぎ

はがねのつるぎです。

ほぼ日手帳を使っています。
今年の手帳に、最初に書いた言葉は

Keep It Simple, Stupid

愚直なまでに単純にという。いわゆるKISSの法則を今年の抱負にしようとおもい書いてみました。

ちなみに、最新の書き込みは

前田建設ファンタジー営業部

です。笑

tatanonono

こんばんは、tatanononoです。
私は、普段使っている手帳に印象に残った言葉を書き留めています。

そんなにたくさん書いているわけではありませんが、
「いつも手元にある」ので手帳を使っています。

手帳に日記とかは書いて無く、普通の予定しか書いていないのですが。。
このあたりはアナログ人間です。。

この手帳に何を書き留めているかと言えば、
たとえば以前お見せしたとおり、組長のコラムで書かれていた文とか。。。^^;
Webの記事で紹介されていたMac社長の言葉とか。。

忘れずにおきたい、たまに思い出したいなと思った文を書き留めています。

通りすがり

> はがねのつるぎ

Keep It Simple, Stupidより前田建設ファンタジー営業部のほうが
いいですね。

tatanonono

こんにちは、tatanononoです。

昨晩私が書いたコメントの文中、「組長"さん"」でした。"さん"が抜けて呼び捨てになっていました^^; ごめんなさい~。。

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