髪盛ってるから森姫

バリスタに浮気する

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 現在、この記事を東京駅のスターバックスで書いております。クリスマスのカタログをもらって、「あぁ、もうそんな季節なのだなぁ……」と実感。今年もクリスマスは仕事で終わって、そのまま誕生日に移行して年をとるのだなぁと思います。

――「最近、恋愛しているの?」

 女子が集まればガールズトークの話題にはこんなことが上ります。最近、彼氏とはどうよ?とかそういう話題です。興味はあるけど……自分草食なんで(笑)。

 っていうかIT関係の女子ってモテないですよね~!! という話はまた今度ということで。恋愛といえば、このコラムのタイトルはノリで考えたものですが

「恋愛感情で仕事」

がテーマなんですよね。

 しかし、そんなことに触れたのは初回だけ。

 もう、思いっきりノリとか勢いとかそういう感じで名付けちゃったのがばればれで、恋愛要素がないのでタイトルで興味引いても読まれない。初回をピークにアクセスがた落ち。そして話題をいろいろな方向に振りすぎて……飽和状態通り越して「ボンッ!」と破裂。破裂したら最後……。

――「ITやめて、サイレンとともに生きていきたい」

 ちなみにサイレンというのはスターバックスのロゴに描かれている人魚の名前。ある日、友人にそんな電話をしているわたしがいました。ITからバリスタへの浮気です。某コーヒーショップに出入りするようになってから、店員さんとも仲良くなり

 「あぁ、わたし機械相手じゃなくて、こういう会話がほしいんだよなぁ……」

なんて思ってしまいました。

 隣の芝生は青い。現在の彼より友人の彼の方がかっこいい。完全に心の恋人はコーヒーになってました。

 友人の彼に浮気した秋。浮気相手の給料はかなり良し(時給高い)。ルックスもいい(制服かっこいい)。話題も豊富(毎月新しいタンブラー発売)。もういいところしか見えませんでした。

 こうやって友人の彼がかっこよくみえると、自分の今の彼なんてすさんで見えるのです。すさんで……というか、最低としか思えないのです。

 「あー、なんでわたし、今の彼(=IT)を選んじゃったのだろう?」

――そもそもなんで浮気に走ったか?

 「ナンバーワンよりオンリーワン」なんて言葉がはやったのが昔なんですけど、わたしの場合、ナンバーワンを目指したいのです。

 正直、オンリーワンなんてどうでもいいです。

 もともと特別なオンリーワンなら目指す必要もないじゃない? ということなので。わたしは「目標」がほしいのです。すいません、心がすさんでて……(笑).勉強会に参加するにつれて、仕事で責任が重くなるにつれて、コラムを書きすすめることによって……

 自分がナンバーワンになるなんて無理!! IT業界のなにかしらのナンバーワンを目指していたけど無理!!

 自分よりすごい人なんて山ほどいるんですよ。自分の世界が広がるにつれて、いかに自分が中途半端な状態なのか? というのをすごく感じるわけです。

 自分の天井が見えてきて……自分の彼が遠い存在に見えてきて、そこに現れたのが大好きなコーヒーショップの店員さん(つねに笑顔)。その出会いはキラキラに見えました。なにもかもが輝いてました。

 コーヒーショップの店員として一から出直すのも悪くないよなぁ……。年齢的にまだ修正はきくだろうし。いっそのこと、コーディングができるブラックエプロンでも目指そうかなぁ……。ギャルブラックエプロンなんてよくない? なんていう妄想に浸りました。

 長々と書きましたが、要するに「自分の限界が怖くなって逃げたくなった」ということです(最初からそう書け……)。

――「そんながっちりしたスケジュールで動いてるからでしょ?」

 迷いに迷っていたら友人から「浮気」とは何ら関係のない「わたしのスケジュール」について説教されました。

 ちょうどそのシーズンは旅と勉強会と仕事が同時にふりかかってきて忙しい時期。趣味でやっていたブログ(注:コラムではなくブログ)もぱったり書かなくなってしまったときに友人からいわれたセリフでした。

 「【俺忙しい】オーラがでている男性はモテないし、仮に彼女がいてもフラれると思うんだよね」

とその友人と話したことがありますが、まさにその逆でした。

 まさに「【わたし忙しい】オーラがでている女性」となっておりました。

 「モテないし、フラれる」という女性です。こんなんじゃ浮気どころか彼からも捨てられる。かつてその友人には「忙しいと心を失うよ」と説教をしたことがあります。まさか、その説教が自分自身に返ってくるとは……。

――押せ押せタイプの恋愛

 わたしは良くも悪くも行動派です。恋愛したら「押せ押せタイプ」です。フルスピードで燃え上がるのみ!! 熱心に彼にアプローチして、振り向いてもらえるように努力します。これは自分のいいところだと思いますし、同時に悪いことだと思います。しかし、押しすぎて相手が引いちゃうぐらいです。尽くしすぎて鬱陶しい存在になります。そして自分自身も「なんでこんなに尽くしているのに嫌われるの?」となります。重い女です……。

 で、振り向いてもらえない、彼が最近冷たい、そんなときに中途半端に仲のいい友人の彼が微笑んでくれる。で、浮気になるわけです。

――好きです。

 本気でバリスタへの道を考えているときに友人から説教もされてようやく我に返ったときに、仕事上で「100回に3回の再現性のバグを再現させる」ということをしました。

 エンジニア3人が5時間かかっても再現せず、頭を抱えていたときにその日、星座占いで1位だったわたしが「ちょっとやってみてよ」で呼ばれて10分で再現をさせることができました。

 とても感謝されて、「あぁ、今の仕事、やっててよかったな。運の要素が高いけど(笑)」という、変な達成感に救われました。やっぱり、この仕事がいいな、ということ。いま、自分が限界を感じるのは余裕がないからで余裕があればまた違う見方もできるのではないのかな? と。いまのわたしに必要なものは「休暇」なのです。

――恋愛を見直す休暇をください

 コラムのコメント欄を閉じたのは「仕事などが忙しくなってきたから」と書きましたが、本当は休暇がほしかったからです。あ、もちろん仕事も年末にかけてものすごく忙しくなるんですけど。

 今週(このコラムが乗るころには終わってる)は仕事のほうも嵐の前のなんとやらでけっこうな休暇をいただけてます。今まで物事を「~しなければならない」と考えていたのですが「そんなこともない」と冷静に友人に否定していただいて何かから解放されました。

 休暇をもらって、人生や恋愛や仕事に関して考えてバリスタへの浮気に決着をつけたいと思います。

――最後に

 いきなりコメント欄を閉じてしまって申し訳ありません。代わりといってはなんですけど、twitterでゆるい感じのコメントを受け付けております。Replyしてくだされば応答いたしますので、ツッコミなどありましたらtwitterでお願いします(返事もかなりゆるいですけど)。

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