部分的徒歩通勤のススメ
――タイトルはパクリ風味で申し訳ありません(笑)
タイトルが某社長さん風です。最初にいっておきますけど、パクって申し訳ありません。別にこのタイトルで対抗する気はなく、ぱっと浮かんだのがこれだったので。
さて、唐突ですがわたしは通勤に約2時間かけています。内訳としては電車が1時間で徒歩が1時間です。
バスを使えば1時間は20分に短縮できるのですが、そこはあえて歩いています。さすがにある程度遅い時間に帰宅することになる日はバスを使っていますが、定時で帰れる場合は徒歩です。
田んぼだらけの道ですが、なかなかいいものです。普通そんな時間かけて歩くぐらいなら文明の利器を使います。1時間歩いていると職場でぽろっといったら「マジで?!」とものすごく驚かれます。
――きっかけはダイエット
ITとはなんにも関係のないきっかけですけど、ダイエットがきっかけでした。
2年前ぐらいでしょうか、ものすごく太っていた時期がありまして。最初はジムに毎日通ってダイエットしていたんですけど、金銭面的に無理が生じてきたので、「身近なダイエットかつ交通費が浮く」ということで1時間の徒歩を決意しました。おかげで半年で10kgほど痩せました(ウォーキングだけではないんですけど、大半の理由がこれでしょうね)。
――4kmなんて絶対無理!!
家から駅までが約1kmで、駅から職場までが3km。トータルで4kmです。そんな距離、歩けるわけがない!! 無理!! と最初は思っていました。
「歩けるわけないからバスや電車が存在するんだ!!」なんて当たり前のこと考えたり。
しかし「1日やって、ダメだったらまたバス生活に戻ればいいや。バスがなくなるってわけでもないんだし」
と軽く歩きだしました。
案外、歩けたんですよね。最初は「なんでこんなことやっているんだろ?」と思ったんですけど、歩いて行くうちに「こんなところに喫茶店が……。商売成り立つのかな?」なんていらない心配などをしていると、なんと気がついたら4kmの道のりをクリアしていました。
――歩くようになって変わったこと
こんなこと書いて世の中の交通機関を泣かせるつもりはないんですけど、歩くのって案外重要です。頭をからっぽにする時間というものでしょうかね。歩いていると、暇だからいろいろなことを考えてしまうのですよ。
たとえば「さっき書いたプログラムをもっとスマートにできないだろうか?」ということから「冷蔵庫に今、なにがあったかなぁ? なにがつくれるかなぁ?」ということまで。
その歩いている中で物事を整理できたり、新しい発見をしたり。歩いていると降ってくるんですよね。アイデアの神様。
――考える仕事だからこそ
ITって考えるのがお仕事みたいなものです。現在、わたしはテストエンジニアなんですけど、どうすればテストを自動化できるか? どうすればバグがでるか? など、日々考えて仕事をしています。
考えすぎて、1つの物事にしか目がいかなくなっていくんですよね。
もう業務のことしか頭に入ってこない!!
既存の機能にバグが出てたまるか!!
新機能から疑ってかかれ!!
みたいな感じになります。
四角い頭が三角どころか八角形ぐらいになります。
――頭をNullに
そんなことしたらNullPointerExceptionが出ちゃうじゃない!! 例外だ!! とかいわれそうですけど、人間だからコンピュータとは違うのでたまには例外処理なんてものがいるんですよ。
と、無理矢理話をITっぽくしてみたんですけど、このくだりこそがまさに例外ですね……やっぱりやめよう(笑)。
たまには時間にとらわれず、頭を「ぽーん!!」とどこかに投げ出す時間というものが必要なんですよね。まぁ、毎日定時あがりの暇人だからできるんですけど(笑)
「こんな距離絶対無理!! わたしには歩けない!!」
なんて思っている距離でもとりあえず歩く努力をしてみたら案外できるんですよね。試してみないと世の中わからないものです。やってみて「なーんだ!!」と思うことは多いのが世の中の常だと思っております。歩くことでなにか自信がついてテンションあがってしまってもしかしたら新しいことができるかもしれません。
――最後に
なんか借りてきた猫のようにおとなしい文体ですね……。たまにはこういう刺々しくない文体もいーんじゃないか運動(最後の最後で素に戻る)。