25歳からはじめる大学受験
◆入社試験結果:英語18点。数学16点。
最近になってこの数字を見たとき、どん底になりました。同時に、よく自分が入社できたよなぁ~と苦笑い。採用した人事さんは勇者に近いですね。ちなみに、同僚の人に「何点だった?」と聞いたらだいたいのひとが「70~80点」と答えます。
大抵の人がそれぐらい取れちゃうテストでこの点数って……。軽く絶望。というほどお気楽ではないので、深く絶望。もう苦笑いどころじゃないです。乾いた笑いでもありません。笑いなんてものはどうがんばってもでてきません。
◆「社会人失格」どころか「社会失格」
わたしは、そんなことをいわれてもおかしくないぐらい「基礎的な勉強」ができていません。ここのサイトをみながら数学を説いてみたのですけど、
http://onohiro.hp.infoseek.co.jp/amanojack/top.htm
(x-2)(x+3)を展開しなさい
という「数学 I」の1問目から怪しかったです。思い出すまでに5分。
展開ってどうやるんだったっけ? えぇ!?
広げるっていうのはどういうことだ!?
と、頭がパニックでした。
「数学 I」は「なんとなく思い出せる」範囲だったのですけど、「数学 II」になると意味が分からないのです。そういえば、高校で「数学 II」をやった記憶がないです。勉強したのかもしれませんが、記憶からはさっぱり消えています。
せめて得意だった国語の問題ぐらいは……と思ったら、高校の国語は「漢文」や「古文」などに分かれるのですね。どっちを習ったのかなんて覚えてません。もう、記憶がどこまで正しいのかはわからないですけど……。別にそんなに昔ってわけじゃないんですけどね。
◆なぜ今頃になって危機感を?
勉強せずになんとか今まで生きてこれたし、たぶんこれからも生きてはいけるでしょう。
しかし、まじめに人生を考えたときに、これでいいのか? なんて思ってしまったわけです。仕事もちょうど中間になってきて「人にものを教える」ことをしなくてはいけません。そんな立場の人間が「基礎すらできない」状態でいいのか? と考えると、そりゃ駄目でしょうね……。「基礎ができない人間が基礎を教えていい」なんてことはありません。それは「できない」の負のスパイラルが起きます。こんな負のスパイラルを産んだらいけない……。
と思ったのが危機感のきっかけといいたいところですが、
入社試験の点数が先述したとおりの点数で泣いた
のが本当のきっかけです。悔しいですっ!!
せめて……せめて人並みの点数ぐらいは欲しい……。
他に「これだけは人に負けない」と自信を持てるほどの能力があれば話は変ったのかもしれないですけど、そんなスバ抜けた能力なんてあるわけもなく。
「人に笑われない程度の基礎は持っておこう」
◆とりあえず、目標をたてよう。
勉強といってもどれぐらい勉強すればいいのかがわからないので、とりあえず身近な人に出身大学と学部を聞いて、それを抜ける程度にすることに。身近な人に聞いておけば、だいたいのレベルはわかるし。そんなわけで実兄に聞いてみることに。
「○○大学の数学科」
「○○大学って難しい?」
「……ランキングでもググれカス!!」
といわれたので、その○○大学をググってみると……現在ではセンターランクトップ15以内!!
「ちなみに▲▲大学は滑り止めで受かった」
とも言われたので、さらにググると▲▲大学はトップ20以内!!
「他にも~」
「もういいから」
いったい兄はどういう人なんでしょう? でも、こんな身近な人が受かったんだから、わたしでも頑張ればできるはず☆ という、兄にはとてもとても失礼なことを思いました。
目指すは○○大学!!
遅い大学受験がスタートしました。って、これを書いている時点で今年の大学は受けられないんですけど(すでに11月)。
◆オンライン講習じゃ身につかないよ……。
さて、そんなわけで基礎を勉強している今日なのですが、Webで勉強するのと筆記で勉強するのではまったく違うなぁ……というのが感想です。
地上のデジタル放送は開始していますが、わたしはアナログから進化できないようです。オンラインでいろいろ調べてマウスクリックで回答を入力して~なんて方法だと全然身につかないんですよね。
一時はそれでしのげるんですけど、2~3日したら回答どころかその問題をやったのかということも忘れてしまいます。
ちゃんと教科書片手にノートにきっちりまとめたあとに解いた問題は「持ち」が違います。
読む ⇒ まとめる ⇒ 書くという作業を手で行うというのは本当に重要なんだなぁ~と実感。人によって勉強法は違うと思いますが、わたしは今までこの方法で育ってきているので(中学までは……)この方法がベストなんだと思います。もうちょい効率よくできないか……と考えていますが、このへん頭が悪いので勉強法がわからないです。
そんなわけでまたしても実兄に勉強法を聞いてみました。
「過去問をひたすら解く!! あと基礎公式は身につける!! 問題をたくさん解いて覚えろ!!」
スパルタ教育です。もっと詳しく聞きたかったのですが、兄は忙しい人なのでなかなか聞けず。
◆とはいえ、時間はない。
学生の頃は「勉強」が仕事のようなもので、そこに時間は注げるものです。が、わたしは今は学生ではありません。仕事をする社会人です。仕事の時間を勉強に割くわけにもいきません。とはいっても、休憩時間はなるべく休憩していたいです。そんな勉強に対して我儘三昧のわたしは、通勤時間にひたすら教科書をコピーしたものを電車の中でこっそりと読んで、徒歩時間の間に頭の中でまとめて帰宅してからまとめた内容を書いています。
そして休日のちょっとした時間に問題を解いてみるというのがここ数週間(短っ!!)のサイクルです。総計すると週に10時間ぐらいでしょうか。ちゃんとした勉強時間にするともっと減ると思いますが。ごらんのとおり、勉強としてはペースが遅いです。でも、これがいっぱいいっぱいです……。
「もっと自分を追い込まなくては……!!」という気持ちもありますが、「資格勉強みたいに締切はないしなぁ~」「どうせ同僚はもう鼻で笑っているだろうなぁ~」なんていうネガティブ思考でだらだら勉強。
だらだらやっていたらいけないのもわかっておりますが、追い込みすぎて焦って勉強してもなぁ~? という気持ちで分かれています。うーん、ダメですね。
◆そんなのより技術の基礎を勉強しろ……という声も。
技術の世界なので技術力が上のほうが偉い!! ということで、技術の勉強した方がいいんじゃない? なんて声が聞こえてきそうです。
でも、いくら技術ができても一般常識的な勉強ができないものはちょっとなぁ……と思うのです。公式知らないがゆえに変なコード書いちゃったりすることもあるわけですしね。
数学の関数の使い方がよくわからなくて苦労することも今まであったのが事実なので。高校卒業までの一般教養ができないというのは大問題!!
◆最後にあこがれとして……
勉強もそこそこできて、技術力のある人になりたいです。どっちもどっちもなんていうのは絶対無理なので、両方ともそこそこがいいです。でも、まずは……目指すは「兄レベル!!」ですね。身内は最大のライバルです。だって似たような遺伝子もっているわけだし。大学受験はとにかく努力だと聞いたので頑張ります。
あ、いや……。受けませんけど(行ってみたいけどね、大学)。