@IT メールマガジン「@IT通信」に載ったアイティメディア社員のコラムを紹介します。

カンザキの「英会話は楽しい」

»

 2002年5月22日の「@IT通信」に掲載したコラムを紹介します。最近は、飲み屋で外国人に「飲ンデマスカー」といわれるときぐらいしか、使うことがありません。Webサービスを使って、誰かと話をしてみましょうかねえ。

■□■

 10カ月ほどお休みを取っていた英会話学校に再び通いはじめました。

 @ITに入ってから、さすがに「毎週木曜日の8時は英会話の日」な~んていう余裕がなく、かといって休みの取れる土曜日にはレベルに合うクラスがないということで、映画や某海外弁護士ドラマのDVDを字幕なしで見たり、話題となった某魔法使い童話を原文で読んだりと、1人で英語上達活動に取り組んでいました。

 しかし、やはり語学上達の近道は会話。会話の基本は「わたし+あなた=わたしたち」の意志伝達。いくらヒアリングレベルが上達したところで、こちらの意志を英語で伝えることができなければ、異文化コミュニケーションなんて成り立つわけもありません。ちょうどそんな折、以前に通っていた英会話学校でレベルに見合ったクラスが土曜日に開設されたこともあり、喜び勇んで参加したのでした。

 久しぶりに2時間出席した英会話学校は、やはり10カ月のブランクが大きく、従来の仕事の中だけで感じていた挫折を、仕事の外でも感じることになりました。いまやズタズタに引き裂かれたプライドのためか、気分は星屑となって、空を飛び回っています。

 とはいっても英会話は楽しかったです。1人きりで勉強するのと違うと感じたことが2点あります。

1.やっぱりコミュニケーション

 「毛利元就三本の矢」の故事を持ち出すまでもなく、やはり1人より2人、2人より3人で学ぶ方が、はるかにモチベーションを高く維持することができます(マン・ツー・マンの授業も受けたことがありますが、どんなに仲の良い先生でも、時間が経つにつれ、けん怠期のカップルのように、会話も滞りがちになるものです)。

 といっても、学校の授業のように、先生1人に対して生徒40人だと、2時間の長丁場で集中力を保つのは至難の業です。そのあたりは「さすが英会話学校! 心得てらっしゃる」といったところでしょうか(いや別に、特定の学校をヨイショしているのではありません)。

 今回は生徒6人の構成で授業を受けたのですが、会話も止まることなく、誰かのテンションが低くなれば、どっこい今度はこっちがテンションを上げる番だとばかりに、終始、活発に英語が飛び交う授業となったのでした。

2.普段(日本語でも)考えていないことを話せる

 ちなみに前回の授業では環境問題について話し合ったのですが、普通に生活していると、「環境のキーワードは3R(Reduce、Reuse、Recycleのことらしいです)だぜ」なんて話す機会は皆無です。ちなみに来週はNumerology(数秘学)らしいですし、立場の違うクラスメイトと、普段考えもしないことをあれやこれやと話すことは楽しいものです。

 今回のクラスでただ1つ寂しかったのは、クラスメイトの職業が、学生、金融系、デザイナーだったせいか、@ITを知っている人がいなかったこと。「やっぱり@IT読者たる最前線のエンジニアは忙しいのか~」と残念至極……。

 エンジニアの方は、英語を使う機会が多いと思われます。しかし、業務が忙しすぎて、英語の学習をすることがおっくうになっている方も多いでしょう。英語習得の道は多々あります。英会話学校も英語能力取得の手段の1つですが、学校に通う時間や予約の調整が難しい皆さんには、インターネットで学習する方法もあります。気楽な感じでトライしてみてはいかがでしょうか。

 (営業企画局:神崎良介)*当時
Comment(0)

コメント

コメントを投稿する