@IT メールマガジン「@IT通信」に載ったアイティメディア社員のコラムを紹介します。

ドコモとJ-フォンの差

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 2002年7月24日の「@IT通信」に掲載したコラムを紹介します。「NTTドコモ→J-フォン」の流れは、一時期すごかったですね。

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  思うところあって、携帯電話をNTTドコモからJ-フォンに変えた。メールの受信は192文字以下なら無料、パックプランの無料通話の未使用分が翌月に繰り越せる、といったことを考慮して変えてみたわけだ。そのうえ、利用者も増加し、ドコモと比べてもサービスエリアも遜色なくなっていると聞いていたのも理由の1つだ。そして何より、知人が皆J-フォンになってしまい、ドコモからだとメールが届かないというのが大きな理由だった。しかし、実際に使い始めてみると、思いもかけず使いにくい部分があった。

 サービスエリアについていえば、自宅近辺では、東京デジタルホン時代はほとんど使えなかった。しかし、J-フォンショップの副店長さんは「拡大しているから、お客さまの住所付近でも大丈夫です」といっていたのだが……実際には「圏外」表示がされることがままある。そんなに自宅近辺は田舎なんだろうか? ま、確かに都内とはいえ、国道16号線より外側で、FOMAサービスもない地区ではあるが。

 プライベートでプロバイダとしてOCNを利用している。OCNは、携帯電話からメールチェックをできるサービスを用意しているのだが、対応しているのがiモードとWAP(つまりau)だけ。J-スカイには対応していないのだ。問い合わせてみたが「そのようなサービスの予定はございません」とけんもほろろの答えだった。これが一番困ったことであった。

 また、いままで利用していたサイトのほとんどはiモードサイトだが、HDMLとCHTMLほどの差はないものと思っていたが……実際には「このサイトはJ-フォンでは表示できません」というエラーが出まくっている。やはり、ドコモが既存のHTMLをベースにしたものを採用したというのは、それなりの意味があるようだ。auにしてもゲートウェイで変換を行ったりしているし……そういう意味ではJ-フォンは後塵を拝しているような気がする。

 この辺が、いくら追いつかれてきたとはいえ、シェアナンバー1のドコモの強さなのだろうか?

 そんなわけで、いまはドコモを復活させるかどうかを検討中。でも、二刀流にするのは基本料金のことなど考えると無駄なような気もする。このまま我慢するしかないのだろうか……。

(編集局:松山雅明)*当時
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