@IT メールマガジン「@IT通信」に載ったアイティメディア社員のコラムを紹介します。

カジノで勝つコツは「チャンスを最大限に利用する」こと

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 2002年7月17日の「@IT通信」に掲載したコラムを紹介します。「椅子に座ったら椅子の足が折れた」「ドアを開けたら扉が外れた」など、珍妙な出来事に出くわす運はあるのですが、もうけられる運はからっきしです。残念。

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  6月の初旬に、ブロケードというSAN(Storage Area Network)分野では著名な企業のカンファレンスに参加するために、米国はラスベガスまで出張に行ってきました。

 日中はほとんど仕事で、ホテルの部屋とホテル隣接のコンベンション・センターとの往復に終始したのですが、ちょっとした買い物や食事などでロビーやほかのホテルなどに行ってみると、やはり米国でも有数のリゾートだけあって、いかにも「観光で来ました!!」という感じの人たちに大勢出くわします(本当は、観光で来る人のほうが普通なのですが)。

 仕事でのラスベガス滞在でしたが、まったく遊ばなかったわけではありません。待ち合わせのちょっとした時間や、原稿を書いていて煮詰まっているときとか、気が付いたらスロットの前に座っていました。

 ご存じの方も多いかもしれませんが、ラスベガスにあるホテルやショッピング・センター(含むコンビニ)、空港には必ずといっていいほどカジノ・コーナーがあるので、否が応でも目に付くものですから(言い訳)。

 で、今回の戦績ですが、計1時間半ほどプレイして94ドルの稼ぎでした。ちょこちょこやっていた割には、まあまあの収穫だと思っています。

 基本的に運がいいらしく、過去には「近くに両替機がなく、仕方なくスロットに紙幣を入れてレバーを倒したら必要以上にコインが出てしまった」「待ち時間に適当にスロットで遊んでいたら、大当たりで時間が来ても止まらなくなってしまった」なんてこともありました。これらは偶然でしたが、多少でももうけを出そうとしたら、運だけではだめです。多少のコツがあったりします。そこで、この場を借りて、私が実践しているちょっとしたテクニックを伝授しましょう。

 カジノにはたくさんのマシンやディーラーのいるゲーム台がありますが、ここでは、私が最も得意としているビデオ・ポーカーを例に紹介します。なぜポーカーかといえば、スロットは完全に運に左右されますし、ディーラーが付いているブラック・ジャックなどのゲーム台は人間が相手ですから……(ブラック・ジャックのルールに詳しくないというのが、本当の理由だったりします)。

 台の条件としては、ダブル・アップ(役を当てた後に当たりをさらに倍々に増やしていくゲーム)ができるもので、25セントか1ドルの台あたりがおすすめです(5セントでもいいのですが、時間をかけてもほとんど見返りがないので)。

 さて、ゲームがスタートしたら、基本的にはフルハウス以上の役を狙います。手札がワンペアやブタだった場合、「たとえ1枚だけでもなるべく絵札を優先して残す」ようにしましょう。通常、ビデオ・ポーカーでは、ワンペアができていたとしても当たりとはみなされないのですが、「Jack or Better」ということで絵札以上のペアができていた場合には、最低限の配当が出る仕組みになっているからです(実はこれも台によって違うので注意)。

 こうやって、フルハウス以上の役が出るまでの間は、Jack or Betterを利用して極力クレジットを減らさないように維持しておきます。ダブル・アップは確実でない限り狙わない方が無難です。もし、フルハウス以上の役が出た場合(狙いにくいですがフラッシュでもOKです)、ここからが勝負です。ダブル・アップを利用して、ギリギリまで当たり配当の倍増を狙います。ツーペアやスリーカード程度の役ではもともとの配当が低いため、ダブル・アップを狙っても限度がありますが、高い役でダブル・アップを成功させると、一気に手持ちのクレジットを増やすことが可能です。

 つまり、普段はクレジットを減らさないような打ち方をしておき、ここぞというチャンスでは一気に勝負に出る。これが私の実践しているテクニックです。

 結局、今回の当たり分は、サンフランシスコで“カニ”という形に姿を変えて、私のおなかの中に納めさせていただきました(ごちそうさまでした)。皆さん、もしラスベガスに訪問する機会がありましたら、ぜひカジノにチャレンジしてみてください。ご健闘をお祈りいたします。

(編集局:鈴木淳也)*当時
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