今、話題の人工知能(AI)などで人気のPython。初心者に優しいとか言われていますが、全然優しくない! という事を、つらつら、愚痴っていきます

450.雑談 もろもろ

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初回:2025/12/24

 今年もあとわずかです。水曜日にコラムをアップしているので、ラストが 31日という事になります。

P子「それがどうかしたの?」※1

 書きたい題材があるからコラムを書いているのか、コラムを書くために題材を集めているのか時々判らなくなってきます。ただ、あまり読者を意識していないというか、なんとなく自分で気になったことを書き留めているだけという感じでもあります。

P子「公共のコラムを私用で使ってるわけ?」

 まあ、ほんの少しでも、気になることがあれば、OK という事で。

1.マウスの大脳皮質を完全再現

 まずは、ついにというか、ほんとに? というか、すごいというか...。

 ≪参考資料1≫
  https://forbesjapan.com/articles/detail/85373
  スパコン富岳がマウスの大脳皮質を完全再現 もはやSFではない
  Forbes JAPAN Web-News | Forbes JAPAN編集部
  2025.11.28 08:15

 こんな技術がさらに進化すれば、猫や犬、最終的には人間の脳もシミュレーションできるかもしれません。

P子「『猫の気持ちがわかるアプリ』が本当に作れるかもね」

 本当に、猫型ロボットができるかもしれません。

P子「それは別のジャンルだから無理ね」

2.巨大ニュートリノ観測所

 全く関係ない分野から。

 スーパーカミオカンデというのがあって、ニュートリノの観測を行う施設があるのですが、これが、2001年の光センサー破損事故で大変なことになりましたが、関係者の多大な努力があって、約半分の光電子増倍管で運転を再開し、さらに完全回復から、新生スーパーカミオカンデ、そして、ハイパーカミオカンデの建設も進行中だそうです。

P子「詳しいの?」

 詳しくありません。ただ、そういう話には興味があるだけです。

 さて、そんな中、中国のお話が入ってきました。

 ≪参考資料2≫
  https://xenospectrum.com/china-juno-neutrino-detector-record-results-physics-breakthrough/
  中国の巨大ニュートリノ観測所「JUNO」が始動わずか59日で50年の歴史を凌駕:素粒子物理学に訪れた「新たな地平」とは
  User avatar placeholder
  投稿者: Y Kobayashi
  2025年11月21日

 中国のニュートリノ観測所は、ニュートリノが水素原子核に衝突した際に発する『シンチレーション光』を観測するのに対して、スーパーカミオカンデでは、高エネルギーの荷電粒子が物質中での光速を超えて進むときに発生する『チェレンコフ光』を観測するという違いがあるので、敵対するという事ではないとは思いますが、やはり中国の力を世界に示した事例ではないかと思っています。

P子「中国のGDPは日本の約4~5倍程度だもんね」

 色々と問題は抱えていますが、それは日本もアメリカも同じで、お互い協力していければよいと思ってるんですけどね。

3.AIが認識しない透明マント

 やはりAIネタが多いです。

 ≪参考資料3≫
  https://www.gizmodo.jp/2025/11/uglysweater-2.html
  まるで透明マント。監視カメラでAIが認識しないアグリー・セーターが作られる
  岡本玄介
  2025.11.03 11:35

 少し、面白ネタかもしれませんが、こういうのはAI研究として真面目な研究テーマみたいです。

 このダサいセーターは、AIが認識できない(認識しづらい)脆弱性を調べるために生成された敵対的パターンだそうで、大勢がいる中でひとりだけ着ていれば検出されず、また大勢が着ていれば着ていない人だけが検出されるそうです。

P子「このセーターを着て銀行強盗は出来なさそうね」

4.πの新しい公式

 これは、一般的なエンジニアにとっては無縁の話かもしれませんが、πの計算って、やはりロマンがあります。

P子「その感覚はよくわからないわね」

 ≪参考資料4≫
  https://recruit.cct-inc.co.jp/tecblog/math/new_pai/
  πの新しい公式
  Kumada Seiya
  2024.08.01
  論文:https://journals.aps.org/prl/abstract/10.1103/c38g-fd2v

 特に面白いと思ったのは『著者らによると、高エネルギー粒子の振る舞いを研究している最中に、偶然πの新しい表現方法を発見したそう』です。

 異なる分野で、そういう新しい発見があるというのは、今後、AIによる各種専門的な研究において、そういう人が思いつかないような分野同士の組み合わせから、まったく新しい理論が生まれるかもしれないと思うと、少しワクワクしてきます。

 この新しいπの公式で数値計算する Python のプログラムも掲載されています。実際に実行できるというのが良いですね。

 ソース:https://github.com/cct-blog/cct-seiya-kumada/blob/main/new_pi_formulation/src/main.py

5.100年前の「円周率公式」

 またまた、π関連のお話です。

P子「余程、πが好きなのね」

 多分、google 検索で、最初の記事を見つけて読んでいたので、次々と関連の記事が表示されたのだと思います。

 ≪参考資料5≫
  https://xenospectrum.com/ramanujan-pi-formula-connection-modern-physics-black-holes-lcft/
  孤高の天才ラマヌジャンの100年前の「円周率公式」が最先端の「ブラックホール・量子力学」を解き明かす鍵だった
  投稿者: Y Kobayashi
  2025年12月6日
  論文:https://journals.aps.org/prl/pdf/10.1103/PhysRevLett.132.221601

 直接的なπの計算式というより、その「異常なほどの効率性」の裏にある『「モジュラー対称性」が、現代の量子物理学において、粒子の振る舞いを記述する計算を簡略化するための構造と完全に同一であるという事実』を見つけたことのようです。

 で、何かというと、これも先の逆の話で、πの計算手法という所から、現代量子物理学に影響を及ぼすというのがすごいことです。

6.まとめ

 まとめも何も、適当に興味があってストックしていたネタをアップしただけなので、まとまりません。

P子「持ちネタを年末に大掃除したって感じ?」

 もう少し技術ネタを書きたいのですが、どうしても細かい話になるので、この手の受け売り話が多くなります。

P子「パクパクの能力者だからね」

 いいえ、インスパイア されたと言ってください。

 ほな、さいなら

======= <<注釈>>=======

※1 P子「それがどうかしたの?」
 P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。

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