@IT メールマガジン「@IT通信」に載ったアイティメディア社員のコラムを紹介します。

街角ビジネスの明日はどっちだ

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 2002年5月15日の「@IT通信」に掲載したコラムを紹介します。紹介されている古本店、どこのことをいっているのかうっすら想像がつきますね。いまの若い人には「古本屋」というとむしろ、にぎやかなイメージを持たれているのかもしれません。

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 先週、家の近所に大規模なチェーン展開で知られる古本店が2軒続けてオープンしました。

 自宅近辺はあまり開発の進まない地区ですが、ここまで出店してきたかと思うと「都内の他地区はもう飽和状態なのか」とひねた見方をしつつ、もの珍しくて2軒ともはしごしました。同じチェーンなので品揃えはほぼ同じだろうと思っていたにもかかわらず、かなり違いがあることに驚きました。

 1店は新刊で売れ筋のマンガを、もう1つの店は、単行本やビデオを中心に置いているようです。始終流れる音楽と広告アナウンス、立ち読み歓迎というスタイルは、それまで地元にあった古本店にはなかったものです。そのうちの1店にて、勢いで数冊購入してしまいました。昨夜も店の前を通ったのですが、やはり混んでいました。そういえば、深夜まで営業しているディスカウントストアやカジュアルウェアで大ヒットしたチェーン店もこんな感じだった記憶があります。その店舗の入った建物には以前コンビニが入っていましたが、いまやコンビニがあったときよりにぎやかです。

 チェーン古本店の隣では、去年開店した古本店ががらんとしたお店で営業を続けていました。そういえば通りに7店あったコンビニも、すでに3店が閉店状態です。チェーン古本店も立地条件や品揃えの違いが営業にどう影響するか、来年はどうなっているか、ビジネスとしてどこで転換期を迎えるのか、などをぼんやり考えつつ、買った本を読んでいます。

 @ITはおかげさまでもうすぐ2周年を迎えますが、常に変化を読み迅速に対応しなければ3周年は迎えられなくなるかもと、こじつけっぽく思ってます。そんなわけで3年目もどうぞごひいきに。

  
(事業企画局・三田)*当時
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