@IT メールマガジン「@IT通信」に載ったアイティメディア社員のコラムを紹介します。

フレッツその後

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 2002年5月1日の「@IT通信」に掲載したコラムを紹介します。読んでいるだけでこちらも思わずイライラしてしまうのは、優れたぼやきですね。

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 フレッツADSLを導入したが速度が出ず、業を煮やしてBフレッツを申し込んだと2月に書いた。@ITクラブ Cafe 会議室では「ぼやきにしか聞こえん」というお叱りもちょうだいした。今回もぼやきということで書かせてはいただくが、またお叱りをちょうだいするかもしれない。しかし、きっとタメになる話もあるはずなので、最後まで読んでいただきたい。

 1月の事前調査で開通は2カ月後といわれていたが、その後の連絡で4月上旬と伝えられた。その間、わが家のフレッツADSLは、400kbpsは出るものの、日増しにADSLのリンク切れが多発するようになってしまった。何度かNTT東日本に電話やメールをし、ADSLモデムやスプリッタを交換したが改善されず。後は回線調整しかないとのこと。改善されるかどうか分からない回線調整に3万円近い金額は出せない。ましてや、Bフレッツが間近に迫っているのに。

 そうこうしているうちに3月末になり、メールで問い合わせをしたところ……「大変申し訳ないのですが、お客様の開通工事につきましては6月中旬から下旬を予定しています」との返事。すぐさま「問い合わせるたびに2~3カ月先になるのはどういうことか?」と返事を送ったところ、翌日には電話があり「4月10日をめどに開通工事を行います」とのこと。二転三転いったいどうなっているのだろうか……。

 そして4月も1週間が過ぎたが、また連絡がないので問い合わせると、翌日に電話。「4月24日でいかがでしょうか?」もう少しなんとかならないかと交渉した結果、工事日が4月17日に決定した。当日無事工事の方が来られ、電話線の配管を通さずに家のわきの電柱から直で光ファイバケーブルを引き、エアコンのダクトより部屋の中に通し、つつがなく工事も終了。フレッツスクウェア直では、約8.6Mbpsというスループットを示していた。工事料金も基本の料金のみの請求だった。これはうれしかった。

 しかし、びっくりしたのはこの後だった。その後同じ敷地内の方から電話があり「うちは、電話線の配管が狭くて通らないので、断られました」とのこと。まったく、同じ構造の住居でありながら、このような差はいったいどういうことなのだろうか。ブロードバンドという言葉ばかりが先行しているが、こういった現場レベルでの状況ももっと改善してほしいものだ。そして、これまで、ADSLやBフレッツを断られた方や長い間待たされている方は、ぜひこまめに担当者に連絡して、相談することをお勧めする。

(営業企画局:松山雅明)*当時
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