地方エンジニアが感じる地方・中小企業での悩み

戻していきたいオフライン

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 冬が近づいている中、これまではオンライン限定にせざるを得なかったイベント開催も、徐々にオフラインとの併用開催が戻ってきました。現地で参加されている方々を見ていると、やはりこのようなイベントは現地で参加できるとより楽しいというのを再確認できます。

 オンラインはオンラインで良いところもあります。私は地方に住んでいることもあり、なかなか関東圏で開催される大きなイベントには参加できる機会が少ないです。そのような環境にある人にとって、オンラインで参加できるイベントは非常にありがたい存在で感謝しかありません。ですがどうしても、オンラインとオフラインでは受ける感触に違いが出てしまいます。

 オフラインで、というか現実に他の人と対面するとオンラインの時には感じなかったこちらを見てくれている感触があります。その感触があるだけで、こちらが受け取ることのできる影響も増えているように感じてしまいます。実際のところは、どのような影響があるのかははっきりとしていませんが、オンラインでは発生しない影響がオフラインではあるのは間違いのないところではないでしょうか。

 以前に、新人たちとはオンラインでしか会っていないことを書いたことがあります。それに近い話題になりますが、やはりオフラインで人と会うことは何かしらの重要なものではないでしょうか。そういった点もあり、完全に在宅でリモートのみとする形で働き続けることは、自分には難しいと思えています。

 過去のように毎日出社しなくてはならない状態に戻ることは難しいですが、週に一日とか月に二日とかそういった形で出社する機会があるのは、悪くないと感じます。出社することすべてが悪いことのように言われていた時もありますが、実際に全く出社することがなくなるとあれはあれであったほうがよかったな、と思えるのでなかなかに我儘な気分であったりもします。

 ところが、私が勤めている部署で利用している事務所スペースでは、在宅勤務が主流となった時点で縮小することを決定し、今では全員が出社できる大きさはありません。そのため今では一同が会することができなくなってしまいました。この辺りは会社として支払うコストにかかわる点なので、一概にどうこう言えないところではありますが少々寂しいところです。

 今は在宅が主流なのでしばらくはこのまま過ごすことになりそうですが、どこかのタイミングで全員が顔を突き合わせる日が設けられれば嬉しいものです。これだけ技術が発展してオンラインでも業務を行うことは十二分に可能となっていても、オフラインでなければならない点、オンラインでは実現できない点がある以上は、完全にオンラインにしてしまうのも考えものです。

 オンラインですべてを賄えるようになるにはまだまだ多くの時間が必要です。少なくとも現時点では、一部はオフラインで行うこともふまえた形で、業務や日常を過ごせるように考えていきたいものです。

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