地方エンジニアが感じる地方・中小企業での悩み

2013 年も自分らしく

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 2012 年もこのコラムが公開される今日で終わり、明日からは 2013 年が始まります。振り返ると 2012 年も多くの方に支えられて乗り切ることができたなぁ、と感じます。私個人としても、転職を行い新しい環境になり今までと異なる経験をすることができたり、新しいつながりができたりとこれまでよりも多くの刺激があった年だと感じています。

 このコラムも気が付けば 2008 年 10 月が初でしたので、かれこれ 5 年目に突入していたり、筆不精な自分としては月一回というほんの少しだけの文章とはいえ、珍しく継続していることだったりします。どこまで続くかわかりませんが、これからも出来るだけ続けていきたいところです。

 そんな私ですが、次の年を迎えるにあたりこれをやっていこう、と考えている事がありますので、今回のコラムはその決意について書こうと思います。

  • 来年の目標1:WF を広める

 基本自分はネタ体質というわけではないのですが、マニアック方面が好みというのもあり、なかなか日の目を見ない部分を好んでいるのですが、技術的な部分に関してはことさらこの傾向が強いのか、このコラムでも何度か話題にした Workflow Foundation という登場して結構な年月が過ぎているにも関わらずほとんど話題に上がらないものを好んで研究しています。WF 自体は非常に使いでがある、と少なくとも私は信じて疑わないのですが、なかなか実例に乏しいのもあり浸透しない現実があります。

 12 月に行われるアドベントカレンダーという 12/1 から 12/25 までの間、毎日何かしらの技術投稿を行うイベントがあり、今年も多くのカレンダーが、多くの方たちが参加して賑わっていたのは記憶に新しいところだと思います。私も複数のカレンダーに参加させていただき、何個かの投稿をさせていただきました。その中の一つで、Visual Studio Advent Calendar 2012 にも参加させていただいたのですが、その中で WF は次のような認識だったというのもあります。

Wf1tw Wf2tw

 実のところ、単体アプリケーションとしては言われるように WF は適していないというのは全くもってその通りであるので納得するご意見です。どちらかといわなくとも、バックグラウンドでアプリケーションの制御や、サービスの構築といった表に出ない部分をどうこうするのに向いています。

 このあたりもさらなる啓蒙を行い、せめてマゾと言われない程度に知名度を向上させていきたいと思います。

  • 来年の目標2:Codeplex のアプリを発展させる

 Codeplex で自作ツールを公開していたりするのですが、今年は前半に少しばかり修正を行って以来何もできていませんでした。色々な人も口にされていますが、アプリを公開・ソースを公開するというのは非常に度胸も必要です。最初にアップするまでがものすごく障壁の高かったCodeplex での公開ですが、一度始めてしまえばその後はいい感じで流れていくというのも実感できました。ですが一度手を止めてしまうと、そのあとに復活することはまた難しいというのも実感できており、途中で投げ出してしまった感が非常に高いです。どこかでもう一度心機一転しなければ以前のように活動できない、また他の活動も中途半端に終わらせてしまいそうであり、それは絶対に避けたいところです。

 恐らくは今先端を行かれているような方々とは、全く異なる方向を進もうとしているのかな、と私自身そう思っています。スピードが速い今の世の中では、多くのことに注目し色々な事に着手、ただ見切りをつけるタイミングも早くすることで、より多くのサービスを提供するのが良いとされている風潮です。そんなご時世において、一つのことに集中して続けるというのはあまり褒められた事ではないのかも知れません。

 ですが、こんなエンジニアもいたっていいんじゃないか、という気持ちで新しい年を迎えたいと思っています。もちろんやることはやりますし、新しいものも触っていきますし、勉強会などにもこれまで同様継続して活動していきますが、それら多くの活動の軸として上記二つをしっかりとやっていきたいなと思いました。

 

 2013 年の年末にはどのような結果になっているか、やるやる詐欺で終わらないように気を付けていきたいものです。

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