あの日の約束 ～珍獣よ高らかに歌え！～
■約束を守るガラパゴスゾウガメを見たことがあるだろうか
約束。それは人間にゆるされた特権だと思う。言葉だけなら、それに似たコミュニケーション手段を使う動物はいる。その言葉の背景にあるもの。それが大事だと思う。
約束とは、単に交わされた言葉のやりとりだけではない。その背景にある信頼。これが重要だと思う。この信頼を積み重ねることで、時に多くの人を動かし、時に強い意志力となり大きく現象を動かす。
■約束の価値
コラムを書くにあたり、編集の方にこういう記事を書いて欲しい。と、たまにお願いされることがたまにある。いかなる困難な課題でも、まず取り組んでみる。そして何らかの成果物を出す努力をするようにしている。
こういう努力を続けることによって、（ある意味で）他人にまねのできない文章を書くことができるようになった。コラムニストとして成長することができた。ここまでコラムニストとして成長できたのは、どんな無茶振りでも何らかの成果を出す。その約束を守り続けてきたからだ。
約束には困難が伴う。しかし、約束を果たしたときには何らかの成果はついてくるのだ。
■約束という困難を乗り越えるために
約束をどう守り抜くか。これはエンジニアにとって重要な課題だ。そこで一つ注意すべき点がある。それは、人と約束をしたときに、約束を守りやすいように自分も動くことだ。例えば、
- 本人が約束を忘れないように、再度伝える
- 約束の内容を具体的に示す
- 時間的な猶予を与える
そして、もっとも重要なこと。それは、他の人の協力を得ることだ。約束をした人が実行に移しやすいよう、周りに協力を求めることだ。
約束を守るには意志の強さが必要だ。この、意志の強さを補うために周りの協力は必須なのだ。
■そこで実践編。
クリスマスの夜、美人サンタさんと約束をした。イベント中、コラムを3本書いたら、みんなの前でアカペラで歌ってくれるという約束だ。
…… 実はこの約束。まだ果たされていない。そこで、ここのサンタさんが約束を守れるように、私はいろいろと実践を積み重ねた。
- きちんとノルマの三本のコラムを描き上げた。コレとコレとコレです。
- 先日、歌ってほしい曲をきちんと提示した。（曲は「魂のルフラン」）
- 練習できる時間が取れるように、「練習しといてね」事前に告知した。
- きちんと証拠が確認できるよう、Facebookに告知した。
ちなみに、美人サンタさんはいろいろなIT系のイベントで活躍しているそうだ。そこで、このコラムを読んでいる人に協力をお願いしたい。この、美人サンタさんを見かけたら、
「そういえば、歌ってくれるんですよね？」
と一声掛けてほしい。そして、リアクションがあれば、手拍子をしてあげてほしい。
いつもコラムを書いていて思う。言葉だけではなく、人の動くコラムが書きたかったと。ITイベントに舞い降りる女神（珍獣）が高らかに歌い、会場の方を美声で盛り上げてくれることを切に願う。そう、言葉は人を動かすことを実証したいのだ。