ゾーホージャパン社のZohoサービスの開発現場で繰り広げられる、インド人エンジニアと日本人エンジニアによる共同作業が映し出すIT業界での新しい働き方について紹介する。

オート三輪でインドを疾走

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 初めまして。Zoho推進の松本暁義と申します。

 わたしは、昨年の1月~4月の約3カ月間と、11月~12月の約1カ月間、計4カ月ほどインド生活を送りました。その中で感じたこと、考えたことを紹介したいと思います。

 前回はインド風おしゃれということで女性の服装についての記事でしたが、今回は「オートリキシャ」について書こうと思います。

 「オートリキシャ」は、小型の三輪自動車です(地元の人は、「オート」と省略して呼ぶことが多いです)。インドでは一般的な乗り物のようで、そこら中を走っています。

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 特に、ごみごみした街中を移動するのに一番小回りが利くのはまず間違いなくオートリキシャです。バスは路線がよく分からないですし、電車は駅までが遠いですし、タクシーは基本的に予約するものなので走っていません。というわけでオートが便利です。

 基本的には、前方に運転席があり、ドライバーが座り、後部に客用の座席があり、普通に座れば2人ほど座れます。そう、「普通」に座れば2人なのですが、何せそこは人口大国インド、2人どころか5~6人がぎゅうぎゅうになって座ることも珍しくありません。

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 基本的には男の人のドライバーが道端で待ち構えていたり、うろちょろしたりしたりしていて、うっかり目を合わせると、「乗ってく?」みたいに気軽な感じで声をかけられることもあれば、「サー! サー!(Sir! Sir!)」と卓球少女ばりに声を張り上げられることもあります。

 噂で聞いた話には、女性のオートドライバーもいるらしいです。彼女たちと出会う確率と金のエンゼルが当たる確率、どちらの方が高いか、といった感じで、まったく見かけません。いつか見かけたら乗ってみたいものです。

 駅前やデパート前など、人がたくさん来るスポットには、オートが密集して並んでいます。このあたりは日本のタクシーが並んで待っているのと似たようなものですが、黒と黄色のカラーリングが並んでいると、なんとなくミツバチを想起させます。ちょこちょこ動くイメージもそんな感じです。

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 休日、昼間歩いていると、休憩中のオートを見かけます。

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 オートの内部は、自分のテリトリーというか、我が家のような感じなのでしょう。違和感なく街の風景に溶け込んでいます。

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 乗る時は値段交渉が若干面倒くさいです。結局いまだに相場はよく分かりませんが、無理に頑張る必要もないかなと思うので、そこまで気にしないことにしています。でもまあ、ふっかけてくる人とそうでない人がいるのも、人間性が出ていて良いなと思います。

 一度、雨の日に会社の前が水たまりになっていて通れなかったので、オートのドライバーに声をかけたところ、通常の20倍くらいの料金をふっかけられたこともあります(もちろんそのオートは使いませんでしたが、結局後から来たインド人の同僚とズボンの裾をまくり上げて強行軍でした……)。次にインドに行く機会があったら、今度は価格交渉の熾烈な攻防戦を一度くらいは繰り広げるのも良いかもしれません。

 さて、実は我らが「Zoho」も、オートとは無関係ではないのです。こちらの写真をご覧ください!

 いかがでしょう? 今、チェンナイの街並みをZohoオートが疾走しています。Zohoのマーケティングの一貫でこのような試みを行っています。詳細についてはこちらをご参照ください。

 Zohoユーザーと言ったら割引してくれる……? かどうかは分かりません。すみません! ですが、もしチェンナイに行く機会がありましたら、ぜひぜひZohoオートを見つけて乗ってみてください!(乗り心地は保証しませんのでご了承ください)

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