ゾーホージャパン社のZohoサービスの開発現場で繰り広げられる、インド人エンジニアと日本人エンジニアによる共同作業が映し出すIT業界での新しい働き方について紹介する。

インド式、学ぶ姿勢について(3)

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 こんにちは! ゾーホージャパン新入社員の本田です。現在わたしが研修をうけているここ、チェンナイでは5月がもっとも暑い季節。8月のお盆に近づいた今は、「以前より涼しくなったなぁ」なんて感じるくらいなのですが、そうはいっても最高気温が35~6度まで上がるのはごく普通。夏も盛りになってきた日本と実はあまり変わらないんだなぁ、と改めて驚いてしまいました。

 さて、今日は「インド式、学ぶ姿勢について」のまとめを書こうと思います。前回は、チェンナイオフィスの「熱い」チームリーダーを引き合いにいくつか例を挙げましたが、文章が長くなったため、まとめを今回に譲りました。

 今までの話をまとめると、

  1. チェンナイオフィスでは「学び=実践」という認識が根付いている
  2. だからこそ、質問してくる人に対してとてもオープンである

ということです。ここでは、何かを学ぼうする姿勢は「そのまま仕事のアウトプットへとつながるサイン」として受け取られます。なので、教えることは「仕事の時間を割く」ことではなく、「仕事していること」とほぼ同じなのです。

 こういうわけなので、まったくの初心者でも「実現させたい」という目標を持って動けば、プロのサポートがどんどん受けられます。目標を達成したころには今まで知らなかったことをたくさん学んでいた……という流れが起きます。目標までの道のりは暗中模索で体当たりばかりなのですが、終わってみると実は最短距離……! これが、わたしが発見した「インド式 学ぶ姿勢」の魅力なのです。

 とは言っても、「基礎から学ぶ」ことや「慎重に計画を練る」ことを否定するわけではありません。わたしの場合、「今まで『学び→実践』という常識を理由に、できるはずのことまで先延ばしにしたことがあったのかも……」と自分の行動を反省させられてしまった、というのが本当のところです。インドと日本では文化も環境も違いますが、「姿勢」というのは、要は気の持ちようです。研修が終わって日本に帰っても、ひそかに実践していくと面白いかもしれない、と思う今日このごろです。

 以上、3回にも分けて書かせていただいた内容が、ようやく完結いたしました。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございますm(_ _ )m

 ところで、マーケティングチームに配属されたわたしは、その後ビデオ制作にも携わることになった、と初回でお話ししました。今回新しく公開したのは、わたしが担当しているZoho CRMという製品の特長(メール機能の追加)のプロモーションビデオです。

 「良い機能ならプロモーションすべきだ!」という意気込みから生まれたビデオ。もちろん、多くの人のご協力のお陰です。CRMに関心のある方は、ぜひご覧になってみてください^^


YouTube: メールも使えるCRM - Zoho CRM

 ホームページからも見られます→こちら

 以上です。ありがとうございました!

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