ゾーホージャパン社のZohoサービスの開発現場で繰り広げられる、インド人エンジニアと日本人エンジニアによる共同作業が映し出すIT業界での新しい働き方について紹介する。

インド版社員旅行

»

 こんにちは。新入社員4期生の山田です。

 先週の土日を挟んだ4日間、インドのチームトリップ(日本で言うところの社員旅行)に参加してきました。

 行き先は南インドの西側ケララ州ムナール(Munnur、Kerala)。現地の母国語マリヤーラム語で「3つの川」という意味だそうです。どんな素敵なアクティビティが待っていて、そしてどれだけノープランな旅行なのだろう? と期待と若干の不安を抱きつつ、元気よくオフィスを出発します。

 こちらがチェンナイの中央にあるエグモア駅(Egmore)。ここから約9時間寝台列車に乗り、タミルナードゥ州とケララ州の州境の駅を目指します。

Csc_0019

 実は日本も含めて、生まれて初めての寝台列車でした。1つの壁に3段分のベッドがあり、ペットボトルと荷物を入れるためのネットがそれぞれついていました。日本の寝台列車もこのような感じなのでしょうか。

Csc_0032

 早朝に列車を降り、今度はバスでムナールに向かいます。これがまた3、4時間かかるのです……。ホテルに到着後、滝を見にトラッキングへ出かけました。

Img_0162

 インドと言ったらやはり象に乗らねば! ということで乗ってきました。3人乗りで350ルピー、日本円で約700円です。乗り心地はというと船に乗っているようなくらい揺れていました。

Csc_0246

 ほかにもこだまの返ってこないエコーポイントで叫んだり、植物園のような公園にも訪れました。しかし、この時期のケララ州は雨季のため、わたしたちが滞在中は毎日雨。初日に予定されていたキャンプファイヤーも中止で、室内パーティーをしました。

 最初のゲームは椅子とりゲームです。椅子取りゲームは世界共通のゲームのようですね。わたしは決勝まで残ったのですが、残念ながら敗北。

Dsc_0441

 インド人は歌と踊りが大好きで、この後も歌のゲームをしたり音楽に合わせて適当に踊ったりと大盛り上がりでした。上下関係も特になく、初顔合わせだろうと関係なく、肩を組んで踊りあえる文化が素敵だなあと思っているうちに、夜が更けていきました。

Csc_0353_2

 そして楽しかった旅行もついに最終日。州境の駅までバスで向かいます。途中、「この調子では早く着き過ぎる」ということで、いい眺めのがけっぷちで休憩をしました。こんなところでのんきにトランプをするチームのメンバー。おいおい! と言いたくなったけれど、この臨機応変なところと言いますか、寛容に現状を受け止めてプラスに転換する国民性は、わたしたちも見習うところがありますね。

Csc_0123

 とうとう駅に到着し、午後10時半の寝台列車を待ちます。ところが、電車の来る気配がまったくありません。訪ねてみれば電車が遅れていて、あと1時間は来ないと言われました。

 ところが1時間たっても変化なし。今度はマネージャいわく、「理由は分からないけれど、電車は3時間遅れの午前1時に到着する」と……。仕方がないので、皆で新聞やスカーフを広げて駅で雑魚寝したり、トランプをしていました。

 理由を追及したところで電車がより早く来るわけでもないし、こういうときは待つしかない。今のわたしは自然にそう考えてしまうくらい、インド化してきたようです。

 ちなみにこの社員旅行、大体70人近くが参加したのですが、わたしの目標は「全員と話すこと」と「全員の名前を覚えること」でした。どれぐらい目標を達成できたかと言うと……70%くらいです。逆に、この旅でさんざんはじけたり踊ったりしたわたしは、みんなに覚えてもらえたようです。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する