インドの雲(クラウド)は流れが速い?!(その1)
こんにちは! ゾーホージャパン新入社員の本田です。
唐突ですがみなさん、チェンナイには雨季があるってご存じでしたか? わたしは今年4月にここ、チェンナイのZOHO開発センターにやってきて、日々IT研修を受けています。1年中カンカン照りだと思っていたチェンナイで、最近よく雨が降るようになったのです。
聞いたところによると、なんでも先週からチェンナイは雨季に入ったとのこと。オフィスの同僚によると、本来なら10月に始まるはずの雨季が、いつもよりずっと早く始まってしまったそうです……。たしかに、雨が降っていないときでも、空にはもくもくと雲がはりついています。気温が下がって涼しいのはいいのですが、同僚は「異常気象だ……!」 なんてぼやいていました。
さてさて、こんな風にしてすっかり雲に覆われてしまったチェンナイですが、もうひとつ、これとは別の種類の「雲」がここ、チェンナイから日々湧き出ていることを忘れてはいけません! しかもこの雲、世界中を覆うほど大きくて、しかもとっても流れが速いんです!!
皆さんは、「クラウド」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 「クラウド」は英語で「雲」を指す言葉ですが、ほかにも「クラウドコンピューティング」を指す言葉として使われることがあります。例えば、インターネット上で利用できるアプリケーションを指して、「クラウドサービス」という場合などが、これに当たります。
実は、Zohoではこのクラウドサービスを20種類以上も提供しているって、ご存じでしたか? 前回の投稿の中でわたしは、研修の一環で自分が担当している製品として、Zoho CRM(※1)をご紹介しました。実はこのZoho CRMも、クラウドサービス群の1つなのです! そして、これらのサービスを日夜開発しているのが、何を隠そう、チェンナイにあるこのZOHO開発センターというわけです!
ところで、CRMソフトとは、企業が顧客情報を管理するために使用するソフトウェアを指します(※2)。CRMソフトをクラウドサービスとして提供するということは、すべてのデータをインターネット上で管理できるということ。このため、ユーザー側では大量のデータを保存するための高額なサーバを導入しなくてすむというメリットがあります。さらに、Winnyなどの使用によって情報漏えいを引き起こしかねない個人PCでの情報管理より安全といえます。
しかし、最近わたしは思うのです。「本当のところ、クラウドサービスの強みは、その変化の速さにこそあるのでは……?」と。
IT研修とはいうものの、実際には配属されたのはマーケティングチーム。ですが、このところサービスの知識を深めるため、開発者たちとコミュニケーションをとる機会がめっきり増えました。やりとりの中で、Zoho CRMというサービスをアップデートする回数の激しさを実感させられています。彼らは常に新しい機能についてのアイデアを出し合い、実際に開発が完了すると即アップデートを行います。
個人のPCにインストールするデスクトップアプリケーションとは違い、クラウドサービスでは1度アップデートが行われると、その新機能はすでに雲(クラウド)の上。つまり、その後、アプリ使用のために雲上を訪れたユーザーは、早速新機能を使えてしまうのです……!
このため、新人のわたしがやっと製品についての知識を増やしてきたと思ったころには、あれよあれよという間に新たな機能が追加され、「あれっ! こんな機能あったの?!」とあたふたすることも……。
「一体どのくらいの頻度でアップデートが行われるのだろう……?」
気になったわたしは、入社前からの情報も調べてみることにしました。そして、驚くことにZoho CRMには、過去1年半ほどの間に8つもの機能が追加されていたことが分かったのです!
うーん……。インドから湧き出ている雲(クラウド)は、想像以上に流れる速度が速かった……。これは、置いていかれないようにするのが大変だ……! と思い知らされる羽目になったというわけです^^;
ところで、この速さの秘訣、実はZohoサービスの種類の豊富さにも関係しているのですが……、話が長くなるので、詳しい説明は次回に譲ろうと思います。
ここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました! 次回もぜひ読んでくださいm(_ _ )m
【参考リンク】
※1:Zoho CRMの詳細について知りたい方はこちら(Zoho CRMホーム) へお越しください☆
※2:CRMについては、こちら(「CRM入門」) に基本的な情報が載っているので、参考にしていただければ幸いです☆
以上です!ありがとうございました^^