働いている世のエンジニアの手助けになることを願う独り言

DIY大作戦: エンジニア夫と妻の「任せる!」の行方

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日常生活の中で、ITエンジニアと非エンジニアの会話は、よくあるミスコミュニケーションの宝庫です。特に夫婦間では、この違いが顕著に現れることがあります。例えば、リビング用のDIY棚を作るシナリオを想像してみましょう。

夫(エンジニア)は、妻(非エンジニア)から「リビングに置く棚を作って!」というリクエストを受けます。エンジニアの夫は即座に詳細を求めます。「どのくらいのサイズ?棚は何段必要?どんな色がいい?」と。しかし、妻はこれらの質問に対して、「そんなに細かく決めなくて大丈夫でしょ、任せるわ!」と返答します。この「任せる」という言葉が、後の混乱の始まりなのです。

エンジニアである夫は「任された」と解釈し、自分なりのロジックで最適な棚を作成します。しかし、完成した棚を見た妻の反応は「これじゃない!色も大きさも全然イメージと違う!」というもの。夫は困惑し、妻は怒り心頭。ここで夫は気づきます。「任せる」という言葉の背後には、日頃の妻の好みやニーズという「潜在的要件」が隠されていたのです。

このエピソードは、エンジニアの精密さと非エンジニアのフレキシビリティのギャップを示しています。エンジニアの夫は、明確な指示や詳細な要件がないと不安を感じる一方で、非エンジニアの妻はもっと大らかなアプローチを好む。このような状況では、夫は妻の言葉だけでなく、日頃の行動や好みからも「要件」を読み取る術を学ぶ必要があります。

しかし、ここで一つ重要なことを忘れてはなりません。これはあくまで一つの個人的な例であり、エンジニアと非エンジニアの間の違いを一般化するものではありません。人々はそれぞれ独自のコミュニケーションスタイルを持っており、エンジニアでも非エンジニアでも、個々の性格や経験によって対応は大きく異なります。

結局のところ、このような日常のシーンは、異なる思考プロセスを持つ人々がどのようにして理解し合い、協力していくかという大きなテーマを投げかけています。エンジニアも非エンジニアも、互いの違いを理解し、その違いを楽しむことができれば、棚作りはただの家事を超えた素晴らしいコミュニケーションの機会になるのではないでしょうか。そして、夫は次回の「任せる」が飛び出す時、妻の機微を察する術を少しは身につけているはずです。。よね。

どこかで、エンジニアの価値を少しでもベースアップする手助けが出来てれば幸いです。

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