第167回『30歳を超えたらオリジナルの職務経歴書は持っておきたいです』
こんにちはー。吉政創成株式会社の吉政忠志と申します。
私はキャリアカウンセラーではないのですが、独自の方法に基づくキャリアアップの経験を多く積んできたけっか、キャリア関係のコラムや講演依頼を多くいただくようになりましたので、徒然に書いていきます。
今回は「30歳を超えたらオリジナルの職務経歴書は持っておきたいです」というタイトルで面接時に用意する書類の話をします。
職務経歴書は履歴書とは違うのですか?
そんな質問を頂きそうな気もしますが、この二つの書類は記載する内容が違います。履歴書はまさに履歴を記載するものであり、学歴や職歴などの自分の所属経歴と技能や資格を書く書類です。これは全ての採用面接で必須になっている書類です。一方で職務経歴書は職歴に加えて役職と作業内容と実績を書いた書類です。一般的に任意提出が多いです。転職や派遣の面接の際にポジションが高くなったり、難易度が高い職務、または競争倍率が高い職務には効果的です。もちろんそうでない面接でも用意すると差をつけやすいです。それ故に、私がサラリーマンの時は必ず求められてなくても必ず提出していました。30歳を超えて、そろそろ勝負をかけたい!という方には必須だと思います。
簡単に例を書くと以下のようになります。
2010年4月1日~現在
吉政創成株式会社 代表取締役
XXやXX、XX、XXなどの上場企業やその子会社を中心としたマーケティングアウトソーシング業務を行い、広報、セミナー企画、ウェブサイト運営を行う。獲得した企業数は●●社。売上●●●●円を受注する。4名のチームマネージメントを行う。2007年4月1日~2010年3月31日
XXXX会社 マーケティング担当執行役員
同社のマーケティング業務全般を担当する。同社のWebサイトをリニューアルし、SEO対策やコンテンツマーケティングを実施しPVを●倍、セッション数を●倍、コンバージョン率を●倍を達成し、月間の平均コンバージョン数は●●件を獲得する。
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サンプルとしては上記になります。ここで気が付いた方も多いと思いますが、履歴書は古い順番に書きますが、職務経歴書は一般的に新しい順番にさかのぼって記載します。理由は面接官は古い情報を必要としていなく、最新の数年間分の情報を重視するため、新しい順番に書くのが良いとされています。
また、記載する内容は肩書、作業内容、その成果、そして部下を持っていた方はその人数を書くのが重要です。面接官はその人数を見て、「あぁこの人は何人までのマネジメントの経験があるんだな」と認識します。
続いて何故、肩書や作業内容、その成果、マネジメント経験人数の記載が必要なのかを説明します。面接時に面接官はヒアリングした内容以上のことを採用判断として上申できないからです。面接対象者の経歴が採用条件に満たないのに採用を上申すれば、面接官のリスクで雇用を申請しなければなりません。採用者は基本的にはそのようなリスクを負いたくないため、採用条件を満たしている人を採用します。よって、面接で勝利するためには採用者がイメージしている採用条件を極力満たしていることを細かく明文化することが重要なのです。それ故に職務経歴書が重要なのです。
では、最後に良い職務経歴書を書くためのノウハウを三つお教えします。
1. 職務経歴書はポジションが変わるたびに書き足しておくこと
2. 職務経歴書はなるべく細かく書き留めておくこと
3. 「2」で書いた長文の職務経歴書を、提出する相手先に合わせて関係がない文章を削除するか簡略化して短めに且つインパクトがあるようにまとめること(長くても3枚です。若い方は1枚で十分です)
いざ面接の直前で書こうとしても具体的な成果の数字を忘れてしまっていることが多いです。営業の方でしたら、目標金額と達成率を書かなければなりませんが、都度書き留めておかないと忘れてしまいがちですよね。しかもいい加減な数字を書いてしまうと、リファレンスを取られた時にウソがばれてしまいます。その場合、最悪の結果を招くことになりますし、そもそも経歴詐称です。
いかがでしょうか?少しでも参考になるところがあれば幸いです。
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