引っ越しマニア語る、わたしはチャレンジャーだったのか
2006年2月10日の「@IT自分戦略研究所 Weekly」に掲載したコラムを紹介します。引っ越しマニアなITmedia +D 編集担当の塙さんが「移動」について考えます。ちなみにエンジニアライフ担当は引っ越し嫌いなタイプです。面倒だし。
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上京して約10年。その間に引っ越しを5回ほど経験しています。契約更新ごとに移動してしまう傾向があるのですが、そのたびに引っ越しって本当に大変だなと実感します(出費もかさみますし)。
それでもひとり暮らしでは飽き足らずルームシェアをしてみるなど、なぜか繰り返し新居を求め続けるわたし。引っ越し直後は「もう動かないぞ」宣言をするのですが、「継続しますか?」と念を押されると、「いや~、もっといいところあるんじゃないの」と心変わりしてしまいます。
新しい場所に移る感覚は、人によってだいぶ違うかと思います。転職も同様で、ずっと同じ環境で働きたい人と、新天地で可能性を確かめたい人の2つに分かれますよね。
わたしの周りにはどんどん既婚者が増えてきて、どちらかというと落ち着きを優先する人が多いようです。不満を持っていても、面倒だから取りあえずそのままという人がほとんどなのではないでしょうか。特に象徴的だったのが、アイティメディアへ転職すると報告したときの友人の「勇気あるね~」というひと言。いままで気付かなかったけれど、わたしはもしかしてチャレンジャーだったのか!?
頻繁な移動にはリスクもありますし、ある程度覚悟が必要です。1カ所で満足できたらそれが理想的でしょう。でも個人的には、多かれ少なかれ環境の変化があった方が、人って成長していくと思っています。
すでにわたしは、8月に控えている賃貸契約の更新をすべきか悩み中。しかしここまでくると、単に我慢と学習能力が足りない人ともいえますね……。
(ITmedia +D 編集担当 塙恵子)