自分の好きなライディングスタイルで
2006年2月24日の「@IT自分戦略研究所 Weekly」に掲載したコラムを紹介します。今回はスノーボードの話ですが、渡邉さんはここ数年、スノーボードよりもマラソンにはまっているみたいです。
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こんにちは。営業の渡邉です。トリノオリンピックのハーフパイプ、日本勢は残念でしたね。でも金メダルのショーン・ホワイトの高いエアにはため息が出ました。
私の趣味はスノーボードです。1996年から毎年欠かさずやっていて、今年で10シーズン目になりました。早いものです。
皆さんはスキーやスノーボードをされた経験があるでしょうか。雪山に行って、「今日は天候に恵まれたね」というとき、どういう天気を想像しますか。雲1つない澄み切った晴天でしょうか。
私が天候に恵まれたと思うのは、「ふぶいているけれど、風はそこまで強くない」ときです。最悪なのは晴天。そのうえ暖かかったりしたら最低です。なぜなら私のライディングスタイルが、圧雪されていないパウダーを滑るフリーランだから。
スノーボードではその人のライディングスタイルによって、どういったコンディションを好むのかが大きく異なってきます。
きちんと圧雪されたきれいなバーンで思いっ切りカービングをしたい人、大雪の後のふかふかパウダーでサーフィンしたい人、きれいに成形されたワンメイク台やハーフパイプでエアを決めたい人、いろいろな人がいます。どれか1つに集中せず、「あれもやるし、これもやる」といろいろなスタイルを楽しんでいる人も多いでしょうが、中でも特に好きな分野はあるはずです。
スノーボードを始めてまだ1、2年目なら、どうやって曲がるか、どうやって転ばないようにするかでライディングスタイルどころではないかもしれませんね。私も最初のころは何度も転びました。木に激突もしました。幸い骨折はしたことがないですが、脳振とうを起こして病院に行ったこともあります。それでも何度も挑戦したのは、滑っている時の爽快感が日常生活では体験できない、特別なものであったからだと思います。
スノーボードも仕事も似ていますね。最初は無我夢中で七転び八起きの連続。慣れてきて初めて、自分のスタイルが見えてきて、どのフィールドが好きなのかが分かる。特別な喜びも体験できる。
仕事をしていくうえでも、自分が好きなこと、やりがいを感じることが何なのかを敏感に感じ取って、好きな部分により多くの時間をかけるようにしたら、もっと楽しめるのだと思います。
(営業本部 渡邉桂子)