このコラムでは私が体験したIT業界の黒歴史を語ります。

朝之丞も驚くびっくり体験

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 このコラムでは「80’sからのIT業界のカオスな、クライムな話」と題して、かなりきわどい話を書き綴ってきましたが、それらを超える「朝之丞も驚くびっくり体験」と題して、今回は書きます。

  • カオス度:5
  • クライム度:5

 (筆者の独断と偏見によるものです)

 ※これ以降の文章には、非常に生々しい描写が含まれております。ご自身の適切な判断が必要です。

■お世話になっている会社に当局が……

 これは相当昔の話ですが、お世話になっているとある会社へ行った時のことです。

 朝之丞「お世話になっている朝之丞です!」

 元気よくその会社のドアを開けると、

 「なんじゃい、われは」

 野太い声を掛けられた。「顔に傷」がある典型的な ○○○さん風の男が居る。

 朝之丞「今日はS社長に話があって来ました」

 男「ほーう、なら、われも同業者やな」

 朝之丞「???」

 別の男「Sなら、おらへん」

 ○○○さん風の男が数えてみると5名ほどその場に居るのだが、いまいち状況が飲み込めないでいると、その会社の専務さんが、

 専務「朝之丞さん、生憎だけどご覧のとおりの状況で立て込んでいて、出直してくれないかい」

 と声を掛けてくれた。んー、この状況は何やら「ナニワ金融道」に近いものがある……。

 とその時、ドアの外が急に騒がしくなり、「○○のものだ」とかよく聞き取れず、事務員さんがドアを開けると、ガタイのイイ男が紙のようなものを見せながら入ってきた。

 最初の男が、わたしの時と同じように「なんじゃい、われは」と言うと、

 ガタイのイイ男「○○のものだ、これから○○○○する」

 別の男「えっ、○さの話、聞いてませんがな」

 とか言いながら、速攻で退散していった。

~以下自主規制~

 刑事ドラマではないですが、貴重な体験をしました。

■某板で炎上

 これもお世話になっている某社のA事業部長の話だが、仕事のやり方に不満を持つ部下が某板に書き込んだところ、一気に話題沸騰で「炎上」してしまった。

 お世話になっているA事業部長さんなので、人を介してアドバイスを差し上げたのだが、どう間違って伝わったのか? 本人が燃料投下してしまう惨事に……マジレスしてしまったために、「事業部長乙」とかの書き込みがさらにヒートアップ!

~以下自主規制~

 問題は「就業時間中に会社のパソコンから書き込みがなされていた」点であり、当然会社のパソコンから書き込みできないような処置を執ったわけです。

■片付けられない症候群か?

 あるSEが「引っ越しをするので年休を取ります」と言ったきり職場に出てこなくなってしまった。

 課長「朝之丞くん、悪いけれども見にいってきてくれないか?(家庭訪問)」

 夜、そのSEのアパートに行くと、彼ともう1人の人物が片付けものをしている。

 朝之丞「引っ越しって、進んでるんですか?」

 もう1人の人物「ご覧の通りですよ、この○○がこんなに汚していて、片付けるだけで3日も掛かってますよ」

 アパートの部屋を覗かせてもらうと、もうゴミの山、山、山だ。腐ったコンビニ弁当がうずたかく積み上げられていて異臭を放っているのはまだよい方で、1メートルに縛ったエロ本の束が15コもあったりして……。

~以下自主規制~

 それを見て一時話題になった「片付けられない症候群」なのかなと思ったわけです。引っ越しには都合一週間掛かったらしいが、無事に終わったらしい。

■嫁が頼んだものが職場に届いた!

 Made in China と書かれた大きな箱が職場に届きました。差出人の名前が「○ ○○」と明らかに中国の方のお名前なのですが……受取人は「会社名御中」。

 課長「Iくんの親戚の名前が確か、○ ○○じゃなかったか?」

 と言っているうちに、

 Kくん「中身を確認した方が良いんじゃないですか? 受取人が会社名御中なんですから」

 課長「それもそうだな」

 箱を開けると、空気で膨らます等身大の人形が2体も!

 その場に居あわせた全員がジーパン刑事(松田優作)の名台詞「なんじゃ、こりゃー」

 見てはいけないような物を見てしまった気がしているところへ、夜勤のために出勤してきたIくんが、

 Iくん「見ちゃったんですね、いや恥ずかしい話ですが、嫁が注文した物で」

 を聞いてさらに「なんじゃ、こりゃー」

■傾向と対策

 もう時効話なので4つのエピソードを書きましたが、傾向と対策と言われても……。

 まず、最初のエピソードはわたしにも注意しなければならない点がある。先日もしくは当日、行く会社にアポの再確認のTELをするという習慣(癖)をつけましょう。

 2つ目のエピソードは「人を介してアドバイスを差し上げたのだが」が不味い。これからは直接お話を差し上げるべきだと痛感しました。

 4つ目は「個人的に購入したもの」を会社宛にはしないこと。

 いずれにしても、普段体験しないような貴重な体験をしました。(小声)できればあまり体験したくはないですが。

次回予告:「ギリギリチョコ」

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