町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

ホワイトな大手企業へ転職!その37 少しのパン種が全体を醗酵させる!

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4階のフロアだって70人くらいの作業者が居るのに、その作業者全員が仕事がなくなってしまったのと同じだ。たった一台の装置の不良発生でこのような大惨事になってしまうのだ。まさに「少しのパン種が全体を醗酵させる!」しかし、今私が稼働している装置はまったくの異常なし。では何故、加賀先輩の装置だとすぐに特定できたのかというと、ここの職場の装置は各機械ごとに番号が付けられている。ちなみに私と桑田先輩の機械は5号機と呼ばれている。そして加賀先輩の機械は4号機、このように機械ごとに番号が付けられているのだ。

そして完成した材料には各機械の番号札が入れられて次工程に送られる仕組みなのだ。だから次工程の責任者たちは完成品が入っている箱に4号機の札が張り付けてあったのですぐに加賀先輩の装置だとわかったのだ。そして、杉沼課長、谷口職長、藤田班長の3人が4階に直接確認しに行ったのだ。そして私の装置のとこへ3人が戻ってきて「バラバラだぞ!」って。しかしその不良を出したのは私ではない。それに決められたマニュアル以外にも私はオリジナルの検査を実施していたので言い返す自信があった。

「それは、一昨日僕がこの装置を任されたときに朝一の検査で寸法が長過ぎていたので高山先輩に相談してから直しましたよ!その後は一枚も僕は不良を出してません。」ってことで、私がこの装置に入った日にちに生産した良品を次工程で流してみたのだ。次工程の責任者たちが3階に降りてきて「今のやつは一枚も出てないな」と、私が生産した良品ではないことが証明されたのだ。何度も言うけど、ここの会社は確認をしない。それが製造にも影響していたのだ。

自分は職場で決められた検査以外にも自分で1000枚に一度は機械を停止して検査をしていること。そして稼働前の朝一で検査をしたときに不良を見つけて直したこと。そこから自分が作った完成品からは不良は一枚も出していないこと、それらを杉沼課長、谷口職長(係長クラス)、藤田班長に説明した。「決められた以外にも1000枚ごとに検査をやってくれているんだ!田中が最初に見つけて直してくれてるんだ!その前にここをやっていたのは誰だ!」杉沼課長が大声で叫ぶ。しかし加賀先輩は夜勤なので今は居ない。4階に上げてしまった不良品は約8万個らしい。

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