町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

ホワイトな大手企業へ転職!その36 事件発生!

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相変らず私と桑田先輩の装置が絶好調でいたときのことである、その日はたまたま有休者が多く、他の装置のオペレーターが休みであったので、私は加賀先輩が担当している装置を動かしてくれと藤田班長からの依頼で加賀先輩の装置を数日担当することになった。私と桑田先輩の装置はその日に突発で誰(甘利先輩以外)が担当しても調子良く稼働するようになっていたのでオペレーターの経験が浅い女の子が担当しても大丈夫であったからだ。

そして加賀先輩の装置を担当することになったのだが、朝一の始業前点検で、完成材料の寸法検査をしたのだが、マニュアルで指定されている寸法の許容範囲を超えていたのでMG補佐の高松先輩に報告した。高松先輩もこれは装置を調整して元通りの寸法になるようにしたほうがよいという判断をしたので私が調整することになったのだ。この頃になると私もそれなりに装置を調整したりトラブル対応などが一人でできるようになっていたので、高松先輩にやり方を教わってから一人でやってみることにしたのだ。

調整が終わり材料を機械に詰めて完成品を再検査してみるとマニュアル通りの寸法になっていたので生産開始。念のために1000枚に一度検査をしていたが異常なし。そして夜勤者の栗本先輩に引継いでその日は終了。そして次の日も好調を維持したまま終了、そして三日目、朝一で杉沼課長、谷口職長、藤田班長、そして次工程の4階のフロアの課長、班長が私のとこへ青い顔してすっ飛んできたのだ。藤田班長が「田中!」「はい?」「ちょっと機械を止めろ!」「え?」「いいから止めろ!!」と凄い慌てた様子。そして完成品を一枚取り出して寸法を測り始めた。

寸法に異常なしなのを確認した藤田班長が今度は次工程の部署の課長と班長に良品を見せて「これが不良なんですか?」と問い詰める。しかし次工程の部署の二人は「バラバラだぞ!!」って。何が起きたのか最初は私には理解できなかったのだが、要するに私が担当している加賀先輩の装置から大量の不良品がそのまま次工程に渡ってしまい、寸法がバラバラだったので次工程の機械で組立加工ができずにラインが全停止してしまっているということだった。これはヤバい!

Comment(8)

コメント

匿名

今回も嫌みですか。
次回は自分は品質良く作ったが先輩の不良品で困った話ですかね。
全体を見れないライン工の能力の限界ですね。ブルーワーカー頑張れ 。
しかしコメントを都合良く公開したりしながら、指摘をこっそり直すなど人柄がコラム通りに滲み出てますなー

匿名

私の書いたコメント(2021/05/12 08:51)をご自身の名前で公開されるのは何か意図があるのでしょうか?

匿名

よく分からないご対応ですのでエンジニアライフの運営チームにご連絡しました。

匿名

IPは消されたのですね。
一方、私のコメントをコピペして公開されるのはどういうことでしょうか?
見解を公開で頂きたいです。

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