町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

ホワイトな大手企業へ転職!その15  部下を守るための嘘や隠し事は。。。。

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その日は稼働もせずに「続きは来週だ」と言ってそのままの状態にして帰ってしまったということを後になって聞いた。そして月曜日の朝になり仕事開始ってときに、豊部先輩がMG(マシンエンジニア)の杉本先輩に修理を頼んだのだが、杉本せんぱいは装置を見るなり「なんだこりゃ!なんでこんなにいじくりやがった!!」と豊部先輩に怒鳴り散らしたのだ。やったのは甘利先輩、しかも目の前に居たのに知らん顔。こういうときは「それは自分がやってしまいました」ってことを先に言うのが先輩ってもんでしょ。それなのにこの甘利先輩は何も言わなかったのだ。

この会社に限ったことではなく、いろんな職場を経験してきて言えることですが、部下を守るための嘘や隠し事は組織を円滑にしますが、自分を守るための嘘や隠し事は組織を破壊します。遂に豊部先輩も今までのうっぷんが爆発して「こんな会社辞めてやる!」って言い返したということを後になって聞いた。後程書くけど、ここの会社に入ってわかったことは社員はもちろんなのだが管理職の人たちも、たいして確認せずに表面上だけで物事を言う、決めつけてしまう。このような特徴がある会社であった。

結局、この一件で豊部先輩は班長、係長、課長にまで呼び出されていろいろと聞かれたらしいのだが、この一件でMGの杉本先輩とは犬猿の仲となり、杉本先輩が移動になるまでお互いずっと口をきくこともなかったし、たとえ豊部先輩が担当している装置がトラブっていても絶対に面倒見なかったし近寄りもしなかった。だから豊部先輩が担当している装置がトラブルになったときは別の班の松井MGが見てあげていたのだ。

しかし、杉本はそれが気に食わなかったのだ。松井さんが豊部先輩の装置を見てあげているのに杉本は「松井さん、それは筋違いじゃねえか?二班の人間がどうして一班の装置を見てるんだよ!」なんて文句を言ってきたのだ。おまえがやらないから松井先輩が見てあげてるのに。ここまでくると、完全に豊部先輩に対して私情というか、私怨みたいなのが籠っている発言であった。

↓全員朝礼のときにステージでQC発表をしたときの私です。全社員を目の前にして足がブルブルと震えていました。

松下5.jpg

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