お気楽“IT系女子”の日常を徒然と綴ります。

「@ITドラマ 残業課長」スピンオフコラム『久実チヨの華麗なる遍歴』(3):女子会しましょ!

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「な、何だって!?ソイツをわたしに殴らせろっ!」――これは「@ITドラマ 残業課長シリーズ」に登場したマドンナ(?)久実チヨの、知られざる過去と素顔について描く、魅惑の物語である!

◆ ◇ ◆

 こんばんは。久実チヨです。

 突然ですが、皆さんは「1人飲み」ってされますか? わたしは、たまに行きつけのバーで1人で飲みますよ。会社の飲み会が終わったら、2次会に行かずに、1人で飲み直しに行くんです。だって、職場でも一緒なんだから、つまんないでしょ? でも、今夜のように、たまにはワイワイ、女子会するのも楽しいですよね。

■女子会しましょ!

 ある日、いつも元気でかわいい森田姫子ちゃんが、廊下をトボトボと歩いているところに遭遇。気になって声を掛けてみると、どうやらチーム内にセクハラまがいのことをしてくるメンバーがいて鬱陶しいとのこと。うむむ。

 「大騒ぎするような状況じゃないんですけど、女子はわたししかいないチームなので、愚痴る相手もいないから、たまに辛くなるんです。」

 とのこと。こんな若くて、かわいくて、将来有望なプログラマさんが、つまらないことで悩まされてるなんてっ! と、いうことで、姫子ちゃんにとっては、ありがた迷惑かもしれないと思いつつ(笑)、「おーし! じゃあ、飲みに行って憂さを晴らそうー!!」ということになりました。さ、パーと行こっ 愚痴でも相談でも、何でも聞くわよっ。ドーンと来いっ。😆

 本日の女子会の参加者、アイちゃん、サラちゃん、姫子ちゃん、わたし。

 業務内容も年齢も得意分野も違うけど、「紅一点」経験者であるということは同じ。セクハラという言葉も定着し、あからさまなものはないと思いますが、それでも、妙齢の女子が1人で オッサン 年上の男性達に交じって仕事をしていくのは、意外としんどいものです。少し語弊がありますが、「男性特有の無神経さ」ってあると思うんです。もちろん、立場が逆転すれば女性も同じことが言えるんですけどね。

 で、これが意外と積み重なると、ボディーブローのようにしんどいんですよ。具体的にどういうことだ、って言われても上手く答えられないんですけどね。1人ひとりは決して、嫌な人だとか、嫌いだとか思わないんだけど、何だろうなぁ、あの独特のしんどさは……。

 「『お前だって、若いイケメンが相手だったら、いちいちセクハラだって騒がないだろ? 同じ行動でも、相手で対応が変わるなんて差別じゃねーか』だって。じゃあ、アンタだって、ブサイクなオバハンより若い子の方が良いでしょーが!お互いさまじゃん!!」

 と、姫子ちゃん。そうそう! ……って、ん? もしかして、触って来る人がいたりするの? それはちょっと問題では……。

 「あー、いますよね。騒ぐほどでもないレベルなんですけど、必要以上に肩を揉んだり、頭を触るとか。あと、この前蒸し暑かった日に、『脱げー』って言われましたよ。しかも、言ったくせに、『ま、俺はみたくないけどな』って……」

 と、サラちゃん。なんだってぇ!? ソイツをアタシに殴らせろっ!!😡

 「チヨが熱くなってどーすんのよ(笑)」

 と、アイちゃん。ああ、わたしとしたことが!

 まぁ、確かに、騒ぐほどでもないんだろうけど、さすがに毎日となると、相手が誰であろうと何となく不愉快になってくると思うんだけど。しかも、仕事してるのにわざわざ体の一部を触る必要があるのか、理解できない。普通に行動してて、偶然触れるとか、テンパってる時に、「おい、落ち着けよ」って、肩をポンッとかされるのは普通だし、良いんだけど……。

 やっぱり、この手の話ってゴロゴロ出てくるんだね。この前、運用部の子からも相談があって、基本的にはセクハラがないようにチームの男性が気をつけてくれてて、面と向かっては絶対に下ネタとか言わないんだけど、聞こえないだろうと思ってるのか、パーティションの向こう側のミーティングスペースで休憩中、男性陣のエグイ下ネタが丸聞こえで辛いって……。彼らには悪気がまったくないし、彼女自身に対して気を遣って接してくれてる人たちだけに、注意したわたしも言いにくかったなぁ。

 「女性側も、男性の容姿や年齢で、同じ行動に対して態度が違うのは差別だ」って言う人もいるし、それも分からなくもない。ただ、基本的には性別や年齢や立場の違いじゃなくて、単純に「自分がされて嫌なことは、人にもしない」って考えたら、自分の行動が相手にとって、不快かどうかは、すぐ分かるだろうと思うんだけど、どうして皆、屁理屈こねるのかしら。

 IT業界は女性が少ない。だから、5人のチームで女性が1人、みたいなこともあり得る。男性にしてみたら、自分と女性は1対1の関係だけど、女性から見たら1対4に感じるのよね。これは、俯瞰して見ると別に女性だけが特別に不利とかじゃなくて、結局は皆同じなんだけど、普段はチームで仕事をしてるから、その範囲内で考えてしまう。だから、自分1人で他の男性メンバーと対峙しているような感じになってしまって、それがたまに辛くなってしまうのかな。

 男性の皆さまは、少数派女子の苦労も少しはご理解下さいまし。女子も、大人なんだし、いちいち叱られて感情的になったり、涙を流したり、わめいたりして上司を困らせるような、みっともない姿は見せないようにね😝

次回予告:

 「誰かー、靴落とした人ー?」

 あ、はいはい。僕です。ごめんなさい……って、久実さん!?

 「あら、朝田くん?」

次回、「朝田ススムの目撃」2009年9月22日(火)、20:00放送!

Comment(4)

コメント

森姫

こんな女子会、羨ましすぎます!!実際にあればいいのに!!(笑)
そうなんですよね。男性、案外無神経というか・・・
なにも普通の顔で「キャバクラ行こうぜ!!」とかいわなくていいじゃない!!(泣)
(いろんな職場あるいてきましたけど、キャバ発言が一番多かったです・・・)
女子は一人だから下ネタ発言もなにもないんですけど、
でも女子同士の会話も気をつけないといけないかもしれませんね。

インドリ

えぇーセクハラおやじ殴らないの・・・
ちょっとがっかり(笑)
私自身は下ネタが嫌いなので何処でもしないのですが、
確かにそんなおじさん沢山居ますね。
男の目から見てもセクハラは見苦しい(ビジネスマンとして如何なものかと感じる)ので、
セクハラはなくなればいいと思います。
性別関係なしに気配りが足りないのでしょうね。
かくいう私も迷惑をかけたことがあるかもしれません。
仕事モードになると性別という概念がなくなるので・・・
私自身も注意します。

組長

森姫さん

わたしの会社は、社員の90%が顧客先へ出向しているので、横のつながりがすごく少ないんです。今はヘルプデスクの女子が増えたようなんですが、知らない人ばかりなので、わたしもIT系女子の会って憧れます!情報交換したいです。

女子同士の会話。確かに、もう大人なんだし気を付けないといけないんですが、そもそも自分以外の女子且つ、気軽に話せる女子がいない人の場合は大変!


インドリさん

あぁー、やっぱり殴るシーン必要でしたか。笑

>仕事モードになると性別という概念がなくなるので・・・
いえいえ、これは良いんです。女性側も、女性であるという無意識の「甘え」があると思うので、仕事である以上は、そこは反省すべきだと思いますので。大丈夫だと思いますよ。むしろ、仕事中に勘違いして「私は女性だから**出来ない」とか、「私は女性だから@@しない」とか間違ってると思いますので。

あ、でも、重たいUPSのバッテリー交換はなるべく男性の皆さんがやって下さい!甘えてるとかじゃなくて、本気で持てないんですってば!!笑

組長

<第3回ネタばれ>
今回は、コラムニストSARAさんのコラムで話題になっていたセクハラや、運用系のエンジニアをしている友人(女性)の体験談を元に書いてみました。現場に出てばかりで、客先常駐組のエンジニアは横の繋がりがなく、少数派の女子としては愚痴れる相手がいなかったりするので、こういう女子会で発散したいという願望の表れです。笑

今回は、森田姫子さん=コラムニストの森姫さんにご登場いただきました。

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