409.財源問題について
初回:2025/3/26
日本経済が30年間、停滞していた原因が財務省だった!? みたいな話が、都市伝説みたいに言われていますが、最近信じるようになってきました。というか、それが真実かどうかはとりあえず置いておいて、今現在とこれからどうしていくのかをもう少しきちんと考えていかないとまずいと思います。
P子「都市伝説レベルの話を信じてしまうほど、追い詰められているのね」※1
おコメの値段が、ものすごいことになっています。ガソリン価格も高止まりしたままです。仕事中の唯一の楽しみであるお菓子タイムも、お菓子の値段は2割程度は上がっている気がします。備蓄米の放出にもタイミングというか判断が遅い気がしますが、これはもともと、減反政策の政策ミスからきていると考えています。減反政策は、安全保障に直結していると思っているので、非常に危ういことだと思っています。
ガソリン価格についても、ガソリン暫定税率の廃止が全く進まない中、補助金の縮小だけは着実に進めてきています。
森林環境税とか、子ども・子育て支援金(支援金なので税金ではないという理屈)とか、iDeCoの退職所得控除のルール変更とか、生前贈与の対象期間を「3年間」から「7年間」に変更とか、色々判りずらい感じの変更がいろいろ入っているようです。
そりあえず、細かいことは置いておいて、財源問題について少し考えてみましょう。
1.先週の言い忘れ
自己責任の話で、『仮想国家では、足の速さで地位が決まる完全社会主義国家で、100メートル12秒台で走らないと政府高官になれないとして、努力で何とかなったでしょうか?』といった例ですが、間違っていました。『100メートル皆で走って、5人だけ政府高官になれる』椅子取りゲームでした。つまり、11秒台で走ったとしても、6位では政府高官になれません。これでは努力だけで何とかなる話ではない事がはっきりするでしょう。
例えば大企業の初任給が大幅にアップしていますが、それ自体は良いことですが努力した人全員が入社できるはずもありません。
P子「初任給のアップより、最低賃金を上げるほうが良いのよね」
また、入社したくても企業側が採用しないなんて言い出すこともあるかもしれません。
≪参考資料1≫
https://ascii.jp/elem/000/004/258/4258412/
AIがあるので、今年はエンジニア採用やめました Salesforce
2025年03月21日 12時50分更新
文● @sumire_kon
2.財源問題
さて、財源問題ですが、国債発行=紙幣を印刷すればよいだけです。緊縮財政で政府の赤字を解消しようという財務省の『宣伝』は、あくまで自分たちの影響力を高めるための手段ということが、色々な所で暴露されていますが、今こそ、積極財政策を取り入れるべきだと思います。
P子「国家破産しないの?」
これは財務省自身がデフォルト(財政破綻)しないと言い切っています。
≪参考資料2≫
https://www.mof.go.jp/about_mof/other/other/rating/p140430.htm
外国格付け会社宛意見書要旨
財務省
(1) 日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない。デフォルトとして如何なる事態を想定しているのか。
そうなると、以前取り上げた『MMT(Modern Monetary Theory)』をもう一度きちんと読み返してみるのが良いと思います。
≪参考資料3≫
https://el.jibun.atmarkit.co.jp/pythonlove/2020/06/076mmt.html
076.MMTと経済対策
初回:2020/06/02
3.赤字国債よりも良い方法
さて、東日本大震災後にできた復興特別税ですが、所得税上乗せ分は継続され、住民税分はいったん終了...と思いきや、森林環境税というのが同額新しく作られました。
東日本大震災や、石川県能登地震、岩手県大船渡市の山林火災などの災害が発生した場合、確実にタンス預金とかの紙幣がなくなっているはずです。その分を新しく印刷することに何の問題もないはずです。この理論を発展させれば、今まであった家、車なども、復活させる分には経済的に影響はないはずです
無意味に紙幣を印刷しまくると、円の価値が下がり円安を誘導しかねないので慎重にする必要はありますが、災害時に被災分を取り戻す分には、例え緊縮財政派の人々でも、問題ないでしょう。
つまり、津波の被害時には海が国債を購入して現金を印刷し、山火事は山に国債を、地震なら土地に国債を買ってもらえばよいのです。そうして海や山から現金を取り上げて、被災者に配ればよいのです。
これらの『海の国債』『山の国債』に関しては、国債償還する必要がないし現金化を迫ってくることもありませんし、少なくとも無軌道に増刷するのではないので、ハイパーインフレの心配もありません。
P子「海の日、山の日みたいなノリで言わないで欲しいわ」
では、もっと簡単に自然災害時には魔法で現金を出せばよいだけです。そういう法律を作れば、問題解決です。
P子「そんなことできるの?」
できるできないではなく、やるかやらないか、です。
4.おまけ
この復興特別税が、防衛費増額に利用されるそうです。そうなると途中で税額を上げるでしょう。そして、期限が切れれば他の名目に入れ替えて恒久財源にするつもりなのでしょう。どうも小さく始めて大きく育てる戦略のようです。
いったん導入すれば、後は割合を少しづつ上げていくとか、期間縛りの場合は、その期間を延ばすとか、色々な手法があるようです。
また、最近知ったんですが、消費税は『【事業者】ではなく【消費者】による負担を予定している税』だそうです。面白い表現ですが、消費者が負担するのではなく、負担を予定している税だそうです。
≪参考資料4≫
https://www.mof.go.jp/tax_information/images/image24.pdf
消費税の仕組み
消費税は、【事業者】ではなく【消費者】による負担を予定している税
https://www.mof.go.jp/tax_information/qanda022.html
消費税について教えてください。
≪参考資料5≫
https://www.zenshoren.or.jp/zeikin/shouhi/060904/060904-1.html
判決確定「消費税は対価の一部」
――「預り金」でも「預り金的」でもない
全国商工新聞 2006年9月4日付
つまり、予定は未定で消費税は「預り金」ではなく、商品・サービスの対価だそうです。
そこで、いかりや長介さんのポスター『オレが払った消費税、これっていわば預り金なんだぜ』→(いわば預り金) ≠ (預り金)とか、『消費税は預り金的性格を有する税です』→(預り金的性格を有する) ≠ (預り金) などと、意味不明というか、わざとこんがらがる様な、錯覚するような、わからないような表現を使っています。
P子「消火器を持って『消防署の方(方角)から来ました』といって売りつける詐欺と同じね」
本当に、嫌になってきます。
5.まとめ
実際に財務省の役人に頭を下げて予算を分けてもらいに来る人たちの階級は、2つも3つも上だそうです。エリートのなかのエリートと言われる所以の部署で、そういうおいしい仕事を続けるために、日本国民を犠牲にしている...という都市伝説も、あながち伝説ではないかもしれません。しらんけど。
P子「関西のノリで済まさないでくださいね」
本当に色々なことで余裕がなくなってきているので、大変です。
ほな、さいなら
======= <<注釈>>=======
※1 P子「都市伝説レベルの話を信じてしまうほど、追い詰められているのね」
P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。