今、話題の人工知能(AI)などで人気のPython。初心者に優しいとか言われていますが、全然優しくない! という事を、つらつら、愚痴っていきます

240.リモートワークの可能性

»

初回:2022/1/19

 昨年末から、日本では『原因不明』の収束状況になりましたが、現在は再びオミクロン株が猛威を振るってきた感じで、いい加減にしてくれと言いたくなります。

P子「だんだん、憂うつになってくるわね」(※1

 まあ『原因不明』で急拡大しているよりは良い事です。

 さて、年末の収束に伴い、うちの会社も従来あった『リモートワーク』と『在宅勤務』の規定が統一され、新しい『リモートワーク』の規定での運用が始まりました。

P子「『リモートワーク』と『在宅勤務』で規定が違ってたのね」

 ただし年末の感染者数の減少に伴い『原則出社』が基本となりました。もちろん、これからの事は判りませんけど。

1.少し未来予想をしましょう

 年の瀬のキャリコン高橋さんのコラムから...

《参考資料》
  https://el.jibun.atmarkit.co.jp/career/2021/12/503.html
  第503回 年の瀬に思うこと
  2021/12/27
  キャリアコンサルタント高橋

 この中の『■仕事の変化に対応する』で、下記のように述べられています。

 このような働き方は数年前までは考えもしませんでした。事務所に出社しそこで仕事をすることが当たり前だった世の中から、ここ1~2年で私たちの働き方は大きく変わったように思います。

 私は、こうした働き方の変化はまだまだ続いていくのではないかと思っています。特に副業が当たり前のようになり、ひとつの会社に縛られることなく自分の考え方で自由に働けるような世の中がもうすぐそこまで来ているような気がします。

 それに伴い、起業をする人も増えるかもしれません。そうなると、生涯一企業のように個人が企業に守ってもらうような考え方から、仕事を掛け持ちすることが当たり前の世の中になるこで、個人が企業を守るような考え方になってくるかもしれません。そうした働き方の変化はもうすぐにでも起きるのではないかと思っています。

 私もこの意見には賛成ですが、その一方、今までの働き方(働かせ方)から脱却できない企業も、まだまだたくさんあると思っています。そいうい企業は、副業も許可されないでしょう。

 私は、リモートワークも副業も根っこは同じ所で引っ掛かって上手く運用できていない会社が、まだまだ多いんじゃないかと思っています。

2.なぜ、今までの働かせ方にこだわる企業がなくならないのか

 ここで考えられる視点が、2つあります。

 ● なぜ、今までの働かせ方にこだわる企業がなくならないのか
 ● そのような企業に将来性はあるのか

 最初に、リモートワークや副業を推奨する...出来る企業と、今までの働かせ方しか許容できない企業の差は何でしょうか?

P子「危機感の欠如?」

 それもあるかもしれませんが『出来ない』というのが本音でしょう。

P子「出来ない?」

 リモートワークや副業を推奨できない原因は、それぞれの人の『働き方を管理できない』ことが最大の理由です。これは、無線LANが何となく苦手で、有線LANしか使わない人たちと同じで、見えないことが不安なんです。

P子「判ったような判らないような例ね」

 つまり、その人の仕事内容...成果や有効性、効果などの指標で社員を判断しているのではなく、雰囲気やまじめさ、勤勉さ、従順さなどの上司の個人的な感覚で判断していたからです。中にはイエスマンばかりを周りに集めたがる上司もいたかもしれませんが、そういう査定しかできない上司を査定することができない、さらに上の上司も問題です。

 リモートワークや副業規程をいくら整備しても、これらの査定方法を見直さない限り、リモートワークや副業をうまく運用できませんし、本音では運用したくありません。

P子「じゃあ、どうやって査定するの?」

 働き方...まじめかとか、何時間働いている(会社にいる)とかの指標ではなく、成果で判断しなければならないと思います。この成果と言っても好き勝手に成果を出すというのではなく、会社の方針に従った目標設定があり、それぞれの目標に対する実績で判断するという事です。この場合、上司が部下に目標設定すると、その時点で色眼鏡(好き嫌いや思い込み)で設定することになります。そうではなく、目標をオープンにして、各社員が自己申告で、どの目標に取り組むかを決める方式が必要です。

 すると、目標毎に達成レベルがあり、それぞれに評価額が設定されている必要性があります。単純な事務処理でも会社組織としては必要な仕事です。それなりに評価額を出す必要があるでしょう。また、同じ目標を無制限にばらばらに対応されても困るので、有効求人数というのも設定する必要があるでしょう。

P子「応募者が多かったら、どうするの?」

 くじ引きでもいいですし、応募者で話し合えばよいかもしれません。どうせ、副業もありなんですから、タスクも複数掛け持ちするでしょうし、成果配分は自由にすればよいと思います。

P子「応募者が無かったらどうなるの?」

 需要と供給の関係なので、値上げして応募者を確保するか、外部委託するかですね。

3.そのような企業の将来性

 『そのような企業』というのは、リモートワークや副業をうまく運用できない旧態依然とした企業の事ですが、当然、求人にも影響するでしょう。

P子「じゃあ、淘汰されるのね」

 そこです。

 先の企業は、いわば成果主義の最先端だと思っています。能力があり成果を上げられる人は多くのお金を稼ぐことができ、人柄もよくまじめだが不器用で要領が悪い人は、あまりお金を稼ぐことができません。競争も激しくなるでしょうし、自己研鑽に励まないと、より効率よく稼ぐことができません。

 そういう会社って、人間関係が殺伐としてきたり、会社への帰属意識も低く、他に良い待遇の会社があればすぐに移る...個人主義がさらに進む気がします。

 一方、旧態依然とした会社は、旧態依然としているので全てが『なあなあ』で通ります。働かないおじさん(通称 妖精さん)や何となく会社に来ているだけの人なども健在です。能力も低く、成果も出せないまじめな人でも、生き残ることができます。こういう会社が淘汰されていくというのは、個人的には避けたいところです。

P子「そういう会社に散々文句を言ってきたんじゃないの?」

 それはそうなんですが、私の目指している能力に関係なく幸せに暮らせる『ベーシックインカム』に近い気がします。

P子「そうかな~?」

 過度な競争や、競争の結果で優劣を決める事には抵抗があります。とは言うものの競争が無いと進歩もなくなると思っています。

P子「自己矛盾ね」

 そうなんです。

 このあたりを上手く詰める理論が無いと『ベーシックインカム』の実現も不可能だと思います。

ほな、さいなら

======= <<注釈>>=======

※1 P子「だんだん、憂うつになってくるわね」
 P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する