今、話題の人工知能(AI)などで人気のPython。初心者に優しいとか言われていますが、全然優しくない! という事を、つらつら、愚痴っていきます

369.『葬送のフリーレン』から学ぶビジネススキル(9)

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初回:2024/06/19

 『葬送のフリーレン』を、1話づつ振り返りながら、ビジネス的な考え方を伝えていこうという企画です。

 今回は、第9話 『断頭台のアウラ』に基づいて話そうと思っています。

P子「伝説の『ヒンメルはもういないじゃない』の回ね」※1

#98 断頭台のアウラ

 あらすじ
 https://frieren-anime.jp/story/ep09/

1.平常心で淡々と成果を出す

 フェルンとシュタルクがグラナト伯爵を救出し手当をしていたころ、フリーレンは、街の外で死者の軍勢を引き連れていた七崩賢"断頭台のアウラ"と対峙していた。フリーレンが不死の軍勢に対してアウラの魔法を解除してくのを見たアウラは『以前は派手に吹っ飛ばしていたじゃない?』と疑問を口にした。フリーレンは『後でヒンメルに怒られた』というと、『ヒンメルはもういないじゃない』とアウラは答えた。

P子「アウラ構文っていうのが流行ったわね」

 一方、フェルンとシュタルクは、リュグナーとリーニエを相手に戦闘が始まった。

P子「解説があっさりしているわね」

 文章でお伝えできる程の筆力を持ち合わせていませんので。

 さて、今回のお話をまとめる前に、リュグナーと戦っているフェルンですが、あまりにも無表情だと思われた方も多いと思われます。普段は割と感情の起伏が激しい方だと思われますが、こと、戦闘シーンでは、無表情そのもので戦っています。
 これに関しては、フリーレンも同様なので、師匠の教えである可能性が極めて高いのでしょう。

 無表情と言ってしまうと感情が無いように取られがちですが、感情を表に出さない状態、つまり、沈着冷静ということです。

 ≪参考資料1≫
 https://www.msn.com/ja-jp/money/career/ar-BB1mS77k
 無能の管理職は「飲み会」「決起集会」で人を動かす。じゃあ、超一流は?

 感情的なリーダーといっても、ここではすぐに激高したり罵倒したりするリーダーの事ではなく、部下を鼓舞したり部下とのコミュニケーションを大切にし、話しをよく聞く、一見素晴らしいリーダーの様に見える人のケースを指しています。

 そのようなリーダーがダメなのかと言われると、そうではなく、感情豊かなリーダーで、部下に真摯に向き合っているにもかかわらず、チームとしてあまり成果が出ないケースがあるという事です。理由はコミュニケーションを重要視する余り、常にすり合わせを行いつつ進めることになるので、個人個人の判断で動けず、調整に時間がかかり効率的に進めなくなってしまうからです。

P子「でも、悪い上司じゃないのよね」

 そのあたりが、この話の非常に難しい所でしょう。

 先の≪参考資料1≫では、『マネジメントは数学です。数学の問題を感情的に解く人はいません。公式に当てはめていけばいいだけです。』と主張されています。つまり、個人個人の判断を公式に当てはめて進めていけば、無駄な調整は不要になります。当然、調整が必要なケースも公式化して置けば、個人が独断でおかしな方向に進めることもないでしょう。

 一級魔法使い試験編で出てくる話ですが、フェルンは師匠であるフリーレンに、戦闘ではゾルトラーク(一般攻撃魔法)と防御魔法のみで戦うように言われています。リュグナーとの戦闘でもそれ以外の魔法は使っていませんでした。この辺りも、もしかすると『公式』に当てはめていたのかもしれません。

 魔力量は小さいころから制限しているので見破られていませんが、技術面や正確性では、リュグナー自身もフェルンを圧倒していると自己解析して言いましたが、本当に手数だけで押し切っている感じですが、その際、そういう感情を一切表に出さず淡々と攻撃と防御に専念していました。

P子「仕事中、常にあんなに冷静でいられると少し寂しい気がするわね」

 ≪参考資料1≫でも、「ロボットになれ」と言っているわけではなく、「結果が出たあと」「成果が出た瞬間」には感情を出していいと述べています。

2.まとめ

 前回の実戦経験が大切という話の続きになるかもしれませんが、『公式』に当てはめることも大切だと思います。『公式』と言ってしまうと少し硬い印象ですが、要するにリーダーがいなくても個々のメンバーが自分の判断で動くための指針みたいなものがあれば、迷いなく動けるという事でしょう。

 「結果が出たあと」「成果が出た瞬間」には感情を出していいという事も、重要な要素だと思います。

P子「何かの暗示?」

 さあ、どうでしょう。次回で『断頭台のアウラ』との決着がつきます。

 ほな、さいなら

======= <<注釈>>=======

※1 P子「伝説の『ヒンメルはもういないじゃない』の回ね」
 P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。

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