今、話題の人工知能(AI)などで人気のPython。初心者に優しいとか言われていますが、全然優しくない! という事を、つらつら、愚痴っていきます

446.『老害』VS『働かないおじさん』

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初回:2025/11/26

 『老害』でもなく『働かないおじさん』でもないと自認する人にお伺いします。あなたはどちらが会社にとっていらない人材だと思いますか?

P子「今回は、いきなり過激な質問から来たわね」※1

Q太郎「どちらが...ではなく、どちらも不要という選択肢はないんですか?」※2

 さらに、どちらも必要...という選択肢も、もちろんアリです。

1.『老害』と『働かないおじさん』

 まずは『老害』について検索してみましょう。

AI による概要
「老害」とは、高齢者が社会や組織に影響力を持ち続けることによって生じる、
否定的な影響を指す言葉です。具体的には、過去の成功体験に固執して新しい
考えを受け入れなかったり、若い世代の活躍を妨げたり、自身の価値観を
押し付けたりする行動が典型的な例です。これは加齢自体を問題視するの
ではなく、「環境に適応できずに周囲に悪影響を及ぼす人の言動」を
指す言葉であり、高齢者特有の問題ではありません。

 同様に『働かないおじさん』についても検索してみましょう。

AI による概要
「働かないおじさん」とは、組織内で期待される役割や成果に見合っていない、
高給を得ている中高年男性社員を指す俗称です。彼らの特徴として、指示待ち、
責任回避、変化への抵抗、協調性の欠如などが挙げられます。この問題は、
個人の問題だけでなく、年功序列制度や組織の文化にも起因するとされています。

 この定義だと、私は『働かないおじさん』に含まれません。

P子「どうして?」

 『高給を得ている中高年男性社員』ではないからです。さらに『組織内で期待』されていません。

P子「ある意味、悲しくなるわね」

 そして『老害』でもありません。そもそも自動車通勤なので飲み会に誘ったりしませんし、みんなで仕事するより自分一人で仕事するのが好きなのと、上司からアドバイスされたり指示されるのが嫌いだったので、私も部下にアドバイスしたり教育するのも最小限しか行わず、あくまで自己管理してもらっていました。

P子「『老害』でもなく『働かないおじさん』でもないけど、会社にとっていらない人材だったってこと?」

 今の置かれている状況を見ると、そうかもしれませんね。

2.『老害』と『働かないおじさん』の本当の価値

 まず『老害』に関しては、影響力を持ち続けていることが問題です。会社がその人が必要だと判断しているのであって、その人はその(会社の方針に従って)そのような影響力を行使しているという事です。これはその人が悪いのではなく会社の人事制度の問題です。

 そして『働かないおじさん』も同様に、役割や成果に見合っていないなら、それなりの肩書や給与にすべきで『年功序列制度や組織の文化にも起因する』という考察は正しいと思います。そういう文化を改めようとしない会社幹部に問題があります。

P子「すぐに会社批判するから、今の状況になってるんじゃない?」

 さて『老害』ですが、昔の知識や経験から、本人は正しいと思いこみ、若者に対してアドバイスしているだけで、その人の事を心配しているという事もあります。

P子「自慢したいだけってこともあるかもね」

 一方『働かないおじさん』は見ているだけで腹が立つかもしれませんが、直接的な影響はないはずです。あなたがリーダーで年上の部下が仕事をしない場合、与える仕事の量や範囲を調整すればよく、給与も下げてやればよいのです。

P子「一般的な会社で減給って無理よね」

 さらに最近では『若害』という言葉まであるようです。

AI による概要
「若害」(じゃくがい)とは、周囲の大人から困惑や反感を買うような若者の
言動を指す言葉で、「老害」のもじりです。これは、無断欠勤、礼儀を
欠いた言葉遣い、指示に従わないといった、組織や社会に悪影響を与える
言動を指し、若者特有の未熟さや、社会的な背景が原因とされています。

 単純に『老』があるなら『若』があるという程度だと思いますが、若かろうが老いてようが、『害』と言われる存在はいつの時代にも存在します。

 『老害』は自覚がないだけで、そこを呼び覚ませば若者にとっては面倒見の良い組織にとっても良いアドバイザーになります。また『働かないおじさん』の思考は現代の若者に通じるところがありますから、うまく隠れ蓑に利用できます。

P子「残業拒否とか飲み会拒否とか?」

3.まとめ

 『老害』って、明らかに悪意のある表現です。個人的にはあまり使ってほしくない言葉です。こういう言葉があると『若害』という言葉も生まれ、世代間断絶とかジェネレーションギャップを助長することになりかねません。

P子「そもそもすべての人が生まれや環境が違えばギャップは存在するものね」

 また、現在の『働かないおじさん』と言われている人達は、昔の過酷な時代を経験してきています。昔の職場環境からみれば今の職場環境で働いている若者は『働かないおにいさん/おねえさん』に見えます。が、それが本来の姿でしょう。

P子「だから『働かないおじさん』は昔の負債を取り返そうとしてるのかもね」

 そういう人もいるかもしれません。

 『老害』も『働かないおじさん』も、高齢者に向けた悪意を感じますし『高齢者は集団自決しろ』的な意見を言う〇□眼鏡のにいちゃんもいますが、そういう表面的な所を見るのではなく、もっと本質的な対応を考えた方が良いと思います。

P子「必要以上に直接対決させたがるのは、政治の失敗を隠すためのマインドコントロールってこと?」

 そういう陰謀論は、私は好きです。

 ほな、さいなら

======= <<注釈>>=======

※1 P子「今回は、いきなり過激な質問から来たわね」
 P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。

※2 Q太郎「どちらが...ではなく、どちらも...という選択肢はないんですか?」
 突然現れたQ太郎君は、オバケではありません。

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