今、話題の人工知能(AI)などで人気のPython。初心者に優しいとか言われていますが、全然優しくない! という事を、つらつら、愚痴っていきます

442.生成AIにコラムを書かせてみた

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初回:2025/10/29

 さて、月曜日にアップしたコラムはいかがでしたか? いつもより良かった? 悪かった? 雰囲気はだいぶ違ったと思います。

P子「もったいぶらないで話したら?」※1

 実は、ほとんどを 生成AI に書いてもらいました。

1.生成AIにコラムが書けるのか?

 話のきっかけは、キャリアコンサルタント高橋さんの 『第700回 コラムを書き続けて700回目で感じていること』の中で、『今はコラムも生成AIが作れちゃうんですよね。』という箇所で、私も生成AIに書かせてみようと思い立たという事です。

 ≪参考資料1≫
 https://el.jibun.atmarkit.co.jp/career/2025/10/700700.html
 第700回 コラムを書き続けて700回目で感じていること
 2025/10/13
 5分間キャリア・コンサルティング

P子「うまくいったら、ずっと書いてもらうつもりだったんでしょう」

 逆に、そんなにうまくいくとも思ってませんでした。

P子「あれ? 過去形?」

 想像より、ずっと良かった...いや、私が普段書いている『とりとめのない話』より、余程ためになるコラムな気がします。

 私が依頼したのは下記のような文章です。

エンジニアライフ (https://el.jibun.atmarkit.co.jp/)で、『Python なんて、
大っ嫌い!』というコラムを書いています。次回のコラムを作成してみてください。

 出てきた文章は、ほとんど手直ししていません。というか、手直ししていない状態で見ていただきたかったと思いました。修正したのは、エンジニアライフに張り付けるときの段落文字(の大きさ設定)とコード部分の DIVとPRE要素だけです。

 作成したのは、gemini でしたが、生成された形式そのものを張り付けることができなかったので、そこだけは手直しが必要でした。

P子「でも、少しだけ毒舌よね」

 きっと、タイトルとかに引きずられているんじゃないかと思ってます。

 一応、思考プロセスも表示されましたので、参考までに下記に示しておきます。

ご指定の連載コラム『Python なんて、大っ嫌い!』の次回の原稿を作成します。

検索結果から、このコラムはPythonに対する愚痴やネガティブな側面に焦点を当てていると推測されます。また、インデントの厳格さや実行速度の遅さ、動的型付けによる問題点などが、Pythonが嫌われる主な理由として挙げられています。

今回は、Pythonの「動的型付け」とそれに関連する「型ヒント(Type Hinting)」の面倒くささに焦点を当てたコラムを作成します。

2.人が書くコラムの意義

 さて、これだけよくできている文章が作成できるなら、本当にタイトルと方向性だけ指示すればサクッとコラムが書けてしまいそうです。無料版でこのレベルなんで、もっときちんと作りこめば、私が書くよりよほど良いコラムが作れるでしょう。

 そうなると、私が書く必要性って何? という事になります。

P子「そもそも、生成AIに書かせる必要性すらないんじゃないの?」

 各自で読みたいコラムを自分自身で生成AIに書かせればよいという事になるなら、他人や生成AIが書いたコラムをいちいち読む必要もないかもしれません。コラムという文化そのものが消滅するかもしれません。

 ...と言いたいところですが、人が書く意義というより、人が書いたコラムを読む意義って何? って気がします。

P子「あなたは何で人のコラムや記事を読むの?」

 なんというか、それぞれの人の考え方や思想を参考にしたい...という感じでしょうか?ただ、自分の意見に近い考えよりも、私の考え方と異なる意見の方が参考になるというか、反論のし甲斐があるというか...

P子「その辺は、アマノジャクよね」

 そう考えると、生成AIの考えって、単に色々な情報を寄せ集めて作成しただけなので、その中には思想も信念もありません。そんな出力に対して反論しても楽しくありません。

P子「多分、その考え方は一般の人達が持っている『コラムを読む意義』じゃないと思うけどな」

3.まとめ

 『人が書くコラムの意義』とは、その人の思想信条が反映している文章ではないかと思っています。その思想信条というのは、多くの人に読んでもらいたい...とか、特定のグループ向けに尖った記事を書きたいとか、読者なんて無視して、5年後 10年後にすでにそういう考えの人がいたという事を残しておきたいとか、その人自身の思想信条が反映したものだと思います。思想信条をコラムに出さないという思想信条もあるかもしれません。

P子「要するに、人が書いたものなら、それ自体に意義があるという事ね」

 そういうコラムを読むか読まないかを決めるのも、読者の思想信条によると思います。

P子「自分と同じ考えに安心したいとか、反論して楽しみたいとか?」

 好きにすればよいと思います。

P子「そうすると特定の思想信条を持った生成AIのコラムっていうのも人気が出そうね」

 そうかもしれませんね。

 ほな、さいなら

======= <<注釈>>=======

※1 P子「もったいぶらないで話したら?」
 P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。

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