Googleがアンドロイドをつくる日は近い?
というタイトルを読んで、あなたは「え? なに? おまえさん何を言っているんだ? 巷には、もうすでにAndroid端末が溢れているじゃないか? 今さら何? アタマおかしいんじゃない?」と思われたかもしれない。
しかし、わたしが言っているのはOSのことでも小型の情報端末のことでもない。もともとの意味での、人型ロボットのことだ。
■Googleはいつもヒトを見ている
IT企業というものは、当然テクノロジ重視で事業を進める。しかし尖ったテクノロジだけで熱狂するのはホンの一握りの「おたく」だけだ。
世界中に自社ブランドや製品、サービスを広めるためには、ヒトを重視する必要がある。
ペンギン、パンダ、ハミングバードと検索アルゴリズムを改良する上で重要だったのは、テクノロジーだけではない。ヒトの思考や行動に関する理解なくして成し遂げられる仕事ではなかったはずだ。
■ヒトを見る企業は強い
どんな業界でもそうだが、やはりしっかりとヒトを見る企業は強い。特にIT企業はテクノロジーを追わないわけには行かないが、テクノロジだけを追って良しとしているところも多いのではないだろうか。そういうところは、爆発的な成長は難しいだろう。
しかしGoogleにとって、そのビジネスの性質上、ヒトの思考や行動を理解することは不可欠だ。そしてそのためのインプットとなる、思考とその結果としての行動のデータは、ヒトがGoogleの検索エンジンを使うたびに蓄積されていく。これほど豊富な研究素材を自前で収集できる企業や研究機関など他にあるだろうか?
■ヒトへの深い理解は、アンドロイドを生む土壌となる
このように日々増え続ける膨大なデータをもとに、Googleは今日もヒトの思考や行動に関する探究を進めているのだ。
確かに日本のアンドロイドの技術は優れている。外見をヒトに似せる技術はピカイチだろう。
しかし、わたしとしては、本当に実用的なアンドロイドはGoogleから出てくるような気がしてならない。もしそうなったとしても、そのアンドロイドを「ネクサス」と名付けるのはやめてほしい。ネクサス6型のアンドロイドがブレードランナーに狩られる姿など、わたしは見たくない。
コメント
仲澤@失業者
いや~いろいろ考えちゃいました >> ブレードランナー。
レプリカントのネクサス6型のほかにも、
映画の舞台は2019年でわりと近いし、
原作は『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』だったり。
う~む。
しかし、覚えているのは「強力わかもと」の広告のシーンのみ(笑)。
30年前の映画ですが、もう一回見直してみますかっ。
onoT
そうなんですよね。気がついたら舞台設定の年が目の前に来てるんですよね!
あと5-6年で、映画のような状況になるとは思えませんけど、ぜひとも「強力わかもと」は、あのCMを流してもらいたいものです(笑)