だれか、わたしが仕事するのを止めてください
ハフィントンポストでは、従業員が休暇中にメールを受け取れない仕組みを導入したという。
リンク先の記事によると、従業員は、休暇中のメールを「すべて廃棄」か「アーカイブ」の2択から選ぶ。そして送り主に対しては、休暇明けに再度送るか別の担当者に連絡するようにお願いするメールが送られるとのこと。 ドイツのダイムラーも、同じような仕組みを持っているらしい。
なるほど、これはいいアイデアだ。休暇中に仕事用のフォルダにメールが溜まっていくのを見ると、ちっともリラックスできないし、休み明けにそれらのメールの処理をすることを考えると、重苦しい気分になってしまう。
このようなソリューションを目にすると、私も色々と妄想したくなる。
例えば、業務時間外にメールを送信できなくするというのはどうだろう。そうすれば、「どうせ今日はもう送れないなら、今日はここで切り上げて、明日の朝早めに出てきて続きをやるか」ということになり、今はやりの朝型勤務(ゆう活)の推進に役立つだろう。
メールだけでは片手落ちだ。会社から貸与されている携帯電話やノートPCなどのデバイスもすべて、強制的に利用不能にするソリューションが欲しい。
それにしてもまぁ、次から次へと思い付くのは、上のように強制的に仕事ができなくする環境を整備することばかりだ。ひょっとして、私も相当病んているのだろうか。
ワーカホリックというのは、仕事熱心な勤勉さの表れということではなくて、自分の意思では仕事をストップすることのできない、意思の弱さの表れでしかない、という事実を改めて思い知らされたようで、どうにも心が痛い。
コメント
しごとにん
21:00になってフロアの主電源が落とされ、照明も空調もパソコンも使えなくなってなおもローソクと電卓で粘ったのはいい思い出。まるで昨日のことのよう。