「生活イチバン、ITニバン」という視点で、自分なりのITを追及するフリーエンジニアです。ストレスを減らすIT、心身ともにラクチンにしてくれるITとはどんなものかを考えていきます。

おしゃれなエンジニアになろう

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■エンジニアと「おしゃれ」の関係とは?

 もちろん、ここでエンジニアが身にまとうべき服やアクセサリーの話を展開するつもりは、まったくない。当然のことながら、頭のてっぺんからつま先まで、モードなファッションでびしっと決めればおしゃれなエンジニアの一丁上がり、というわけにもいかない。そういう話をしたいわけではないのだ。

 しかし、おしゃれなヒトの習慣は、我々エンジニアにとても大切なことを教えてくれる。今回はその点について考えてみよう。

■自分のスタイルを確立する

 例えば、おしゃれに目覚めた少年少女たちは、まずは目覚めるキッカケとなったスタイルを追求する。そこからすべては始まるのだ。「やっぱりストリート系だよね」「わたしは断然ガーリーだわ」「これからはナチュラル系じゃない?」

 ファッションは自分の生き方を映す鏡だ。でも、それは仕事だってまったく同じではないだろうか。どんな仕事をしているのか。どんな気持ちでその仕事に取り組んでいるのか。それは自分の生き方そのものではないか。

 プログラマとしてコーディングに命を捧げるのか、広大なネットを守るエンジニアになりたいのか。それとも強固な土台を作るアーキテクト?

 少年少女たちがファッションスタイルを選んだように、エンジニアも、なぜその仕事を選んだのか、そこで何をやりたいのかが明確になっているべきだ。それでこそ、そのスタイルを追求することができる。

■判断基準はどこから来るのか?

 エンジニアは、目まぐるしく変化するトレンドをキャッチし続け、膨大な情報を消化しなければならない。そこで情報の取捨選択が必要となる。その際に有効なテクニックが、断捨離だ。不要な情報を断ち、いらなくなった情報を捨て、雑音から離れる。

 ここで、最初の「スタイルの確立」が重要なポイントとなる。なぜなら、自分のコアコンピテンシーが固まらなければ、自分に何が必要で何が不要か判断することすらできないのだから。つまり、スタイルを確立することは、判断基準を手に入れることと同義だと言えるだろう。

■トレンドに敏感になろう

 ファッションに目覚めた少年少女たちは、驚くほどの勤勉さを発揮して情報を収集する。さまざまなメディアをウオッチし、街で実例も観察し、友人同士で情報交換をし合う。それらをフィードバックして自分のスタイルをブラッシュアップしていくのだ。

 ITの世界も、ファッションほどではないにしろ、トレンドの変化は激しい。したがって我々も勤勉に情報収集を怠らず、自分のスキルが錆びないように磨き続けなければならない。

■コーディネイトのセンスを磨け

 おしゃれなヒトたちは、いつもさまざまなコーディネイトを試している。そして無数の組み合わせの中から相性のいい組み合わせを見つけているのだ。

 ITシステムにもコーディネイトすべき要素はたくさんある。アーキテクチャ。フレームワーク。製品。サービス。我々も負けずに日々、組み合わせを試してみるべきだ。

■It's Show Time!

 ファッションセンスにしろ、仕事のスキルにしろ、常に磨いていなければ向上しない。おしゃれなヒトは、自分の磨き方を知っているヒトだ。その習慣を仕事に当てはめたとき、おしゃれなエンジニアが誕生する。おしゃれなエンジニアは、常にショータイム(仕事)に備えて自分を磨くのだ。

 準備はいいかな?さぁ、ショーの始まりだ!

Comment(2)

コメント

仲澤@失業者

たしかに(vv;)。
最近は世捨て人のように世間とは関係なかったので身にしみます。
自分は、マフラーなどの小物類がところどころがアルマーニなのに、
その他がユニクロ(以下)なので、誰にも気づいてもらえません(笑)。
自分の仕事力もそんな風に判断されちゃうのかもしれませんねぇ
(小汚い格好をしているのが悪いという正しい意見は無視)。

で、おしゃれでとれんでぃ(なのか?)なAndroidアプリをいっちょう
作ってみた。いや~しかし勉強することが多いことっ(笑)。
んで、実機をUSBでつないぎデバッグ開始で、かわいらしく動いてくれると、
とってもうれしい(泣)。なんだかFM-7時代や9801時代に戻ったようで
懐かしい感覚になっちゃいました。簡単だけど面白い(Java嫌いだけど我慢)。
ってことで、人に自慢げに見せたら「全然おしゃれじゃないぢゃん」だとっ
う~む。やっぱiPhoneにしとくべきだったかも(違)。

onoT

仲澤さんのように、FM-7や9801の時代から今のAndroidまで
面白がってなんでも飛びついて遊んでみるっていうのが、
イコールわたしの考える自分を磨くってことだと思います。

わたしも同じように、面白がってなんにでも飛びついてしまうので、
周囲からは節操がないと映るかも知れませんけど、それが自分のスタイルだと
半ば開き直っている今日この頃ですw

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