意見を途中で変えることは悪いこと?
こんにちは、手塚規雄です。
自己投資のコラムが他のコラムニストからアンサーコラムをいっぱい頂いてちょっとうれしいです。だからといって何かわかるわけでもなく、今回もいつもどおりにコラムを書いていきます。
途中で意見を変えることは悪いこと
ネット上でよく見かける批判でもあるし、職場でもよくある批判。
・昔は◯◯と言っていたのに、管理職になったら真逆を言うようになり人が変わってしまった
・以前は◯◯が一番と言っていたのに、今は△△が良いと言っている。どっちが本当なのか?
・あの人は言っていることが毎回違うから信用できない。
たしかに言いたいことはわかるし、私も以前こんな風に思っていました。でも人が意見や価値観を変えるのは普通のことだと思います。それは自分自身の変化もあると思いますが、それ以上に環境や立場の変化が大きいからです。
今と昔の常識が違うことが多くなってきた
ここ数年で大きく日本全体の価値観が変わったもの、変わりつつあるものがあります。
・セクハラ、パワハラなどが厳しく追求されるようになった
・長時間残業などの従業員に厳しすぎる勤務状況に対する改善要求
・IT技術の必要性、人口減少からくるITエンジニア不足と地位改善
個人的に変わってきたと感じるのはITエンジニアに対する接し方です。社内、職場などではあまり感じることはないかもしれません。しかしITエンジニアに助けてほしい人はかなり多いため、ものすごく重宝されます。
ちょっと前まではエクセル、パワポの使い方とかでしたが、最近はワードプレスによるホームページ作成もあれば、プログラミングに関するカンタンな入門を話すことを頼まれるまであります。それだけ多くの人がプログラミングなどにも興味を持ちはじめていることが実感できました。
立場が変わると今まで気が付かなったことも気づくようになる
ITエンジニアがプロマネや会社の管理職になると今まで気づかなかったことが多いです。特に売上や人件費といったお金に関すること。私も会社員時代に売上などを気にするような立場になった時に、やっぱり今までとは意見が変わってきました。次に会社を辞めてフリーランスになると、そこでもフリーランスの良さがわかってきました。さらに数年立つと今度はフリーランスにデメリットにも気がつくようになりました。そのかわりに法人をただ持っているだけのメリットを多く知ることができました。
こんな風に立場が変わると環境もかわり、そこで知る知識もかなり変わってきます。知らない時に言える意見もあれば、知ってから言える意見もあるわけです。話す内容がコロコロ変わる人は信用できないという人も多いですが、なんで意見が変わったのか?そこまで疑問に思って聞いてくる人はあまりいません。意見が変わった背景、何もなければちょっと信用が落ちますし、前後で出来事があったり、新しい知識が増えた時であれば意見が変わるのは当たり前のことだと思います。
同じことを信じて行動することも価値があるし、常に変わり続けることにも価値がある
これは好みの問題だと思いますが、一つのことに集中してやり続ける人もいれば、私のように色んなことを手を出す人もいます。それぞれに良さもあれば、もちろん悪い部分もある。自分が何を思って、考えて、そして行動につながっているのか?それが自分自身で納得していれば、どんなあり方であってもいいんじゃないのかな?そんな風に考えています。
もちろんこの考えも後で変わるかもしれません。