「とりあえずやってみよう」は何がいいたいのか?
こんにちは、手塚規雄です。
「とりあえずやってみよう」と言われたことありませんか?もちろん私は言ったことも言われたこともあります。でも、これって人によって言いたい内容が違うように思えます。私の場合だとどう思っているのかをあえて表に出してみました。
やってみることで「想像より簡単だった」という新しい経験を得てほしい
ものごとには経験しないとわからない事が多いです。経験したことがないからこそ、難しく考えてしまって何もできなくなってしまう。そんな経験をした事がある人も多いと思います。自分がそんな経験をした後に、相手も同じことを考えているのかな?と感じた時に使います。
1:「案ずるより産むが易し」の状態の時に使う
やる時にリスクがない時に
何かを経験する時に、リスクが発生するものがあります。たとえば私が大好きなアナログゲームをするときにはリスクがほとんどありません。あっても1回のプレイ分の時間を損するぐらいせいぜい1時間程度です。それだけで経験を得て、次回に活かせると思えばリスクはほとんどありません。
他にも100円均一の商品を1回買って試してみようというのもリスクが低いです。もちろんそれを10回、100回も繰り返してしまうと無駄遣いになりますが、たった1回のお試しとしてのリスクはないと言えるでしょう。もし、これが子供の場合は少ないお小遣いの中から100円となるとリスク大になりますけどね。
今度は逆にリスクの高いものは何か?転職はけっこうリスクが高いです。もし失敗すると収入も減ってしまうかもしれませんし、多くの時間も失ってしまうこともあります。他にも失うリスクが存在するので、こういう場合にはなかなか「やってみればいいじゃん!」とは言えないです。以前はバンバン言っていましたけどね...。
2:相手にかかるリスクが小さい場合、ほとんどない場合に使う
背中を押してあげる時
話を聞いていると、それってほとんど相手の中でやることがほとんど決まっているのに、何故かやらない。もしくはやる踏ん切りがつかない。そんなときには「とりあえず」という言葉をよく使ってしまいます。ただ、リスクが少ない場合と背中を押して上げる場合とて混同してしまうと相手が困りやすいものです。私がもっとも反省するべき点ですね。
ただ、このケースに感じては「押してもダメなら引いてみな」のほうが効果的のように思っています。あえて「じゃあ、辞めてみよう」と勧めるほうが本人にやる気が出てくる気がしますし、自分でしっかり決めた感覚も有るのでその決定に責任感も付いていきます。
3:踏ん切りがつかない時に背中を押してあげる時に使う
経験をもとに学んでほしい時に
裏の意味としてはこの意味が一番大きいと思います。また新人に指導するときにはこの意味合いが一番強いと思います。人から聞いた話、本で読んだ内容だけだとピンとこない。そんな場合にとりあえず経験をしてもらって、自分が思っていたことと違っていたことは何か?を知ってもらう。
・やる前とやった後で感じた違いは何か?
・視点として漏れている内容は何か?
・経験を得た事で、次回同じことをやる時に事前に準備すべきものは何か?
・人に経験もらう場合、前もって注意しておくものは何か?
・自分にとって簡単だったもの、難しかったものは何か?
・どんな人が得意な分野か、どんな人が苦手な分野なのか?
・自動化して楽ができる部分はないか?
経験をすることで他にも知ること、学べることがたくさん出てきます。先輩が後輩に「とりあえずやってみろ。」というのはこのケースがほとんどのように思えます。
4:サポートするから一度経験をして、いろんなことを学んで欲しい時に使う
事前に言ってあげよう
「とりあえずやってみよう」というのは想像以上に言葉が足りていないケースがほとんどのようです。私は4つのケースをあげてみましたが、他に意味で使っている人も多いと思います。そうすると勘違いやすれ違いが起きるケースが非常に多くなってしまいます。だから「とりあえずやってみよう」の言葉を使う場合には、もうちょっと言葉を付け足してあげるのが大事だと思いました。コミュニケーションというは本当にちょっとした違いが大きな差になってしまいます。そんな例でした。
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