「脅し」への対応方法
こんにちは、手塚規雄です。
ちょっと言葉が悪いかもしれませんが「脅し」についてです。さっそく本題に入っていきます。
「1年も経たずに会社を辞めるお前は他の会社でもやっていけない」
この言葉には「会社には最低でも3年居ないと転職する上で印象が悪い」などの都市伝説を信用しているように思えますが、こういう言葉には半分ぐらい「脅し」ともとれます。最近ではこんな言葉を無視したほうがいいという話しがよく聞かれますが、言っている人の本心を考えたことがありますか?論理的に考察すると、「脅し」の裏には「恐れ」があることがわかります。
仮に、本当に「他の会社でもやっていけない実力で我慢ができない人」だったら、こんな事を言うのか?それについて考えてみればわかります。本当なら言いません。本当ならただのお荷物社員をわざわざ自社で頑張って育成していることになります。自社の人材育成能力にそうとうの自身がある企業ならまだしも、どうしようもない人なら「辞めてくれて良かった」というのが本心です。そのまま辞めてくれたほうが嬉しいと思います。それをどうにかして引き留めようとしているのは辞めてほしくない。でも引き止める理由がないから「脅し」という言葉になって出ているだけです。
他にも
・自分自身の査定にひびくから辞めるのは勘弁してほしい
・プライドに傷ついた
・自分は嫌々勤めているの、簡単に辞めると決断できた人が羨ましい、悔しい
などの理由もあるからこそ「脅し」という言葉になっています。
こういう考察しちゃうと辞めると決断した人に脅してくる人は、けっこう格好悪い人だし、よけいに辞めたくなってしまいます。
「お前のところよりいい会社なんていくらでもある」
何か失敗した時や交渉事が難しい時にこんな事をいう顧客、クライアントがいますが、これも「脅し」の一つです。これも先程の例と同じように言葉の裏を考えてみましょう。
もし本当に無能な外注先、発注先であれば話し合いの時にわざわざいう必要はありません。今回限りで終了にして、本当に他の会社を探している、もしくは次回の発注先が決まっています。それなのにわざわざ「脅す」のはそれができない事の裏返しです。
・他の会社を知らない、コネがない
・相手の立場を下げて、自分の立場を上げたい
・お金を払っているだけなのに、無条件に自分が偉いと思っている
・相手も契約が続かないと困ると思っている
・交渉のやり方を他に知らない
色々と考えられますが、「ご迷惑をおかけしたので、弊社はこれで最後になります」と話すと、逆に焦るのは脅した側になります。相手の本性を知ると逆にこちらから結構ですと思いたくなるので、「脅し」があった相手には縁の切れ目と考えたほうがいいかもしれません。
「フリーランス」は簡単に切るor切られる
フリーランスになってから「脅し」の経験はなかった気がします。何も言われずに簡単に切られる、または逆に自分から切る、このどちらかです。切られると後になって何が原因だったのか反省します。逆に切るときには二度と関わらないようにしようと思います。「脅し」を使ってくる場合は、他に交渉のカードがない人です。「恐怖」や「不安」以外で相手をコントロールできない人、つまりその部分については無能な事の現れです。
もし、そんな人に出会ってしまったら?できるだけ早く縁を切ることをオススメします。
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