不安に感じることは悪いことじゃない
こんにちは、手塚規雄です。
先日、フリーランスのエンジニアと色々とお話しする機会がありました。その時に気がついた事がありました。それは「不安」と「欲求」についてです。それが今回のコラムになります。
不安になる経験とそれに対する欲求
フリーランスになると私のように報酬を最優先に考える人もいれば、他のものを優先に考える人もいます。フリーランスが優先するものは
・高い報酬を支払ってくれること
・安定して仕事を供給してくれること
・下請け企業やフリーランスと対等に接してくれること
・今まで経験できなかった仕事ができること
・正社員になりたいと思える職場であること
と色々とでてきます。何故、これらを優先するのか？と聞いたところ失敗した経験の裏返しでした。
私の場合は報酬の他には長時間残業していたことから、稼働時間を自分でコントロールできることを優先しています。安定して仕事が欲しい人は仕事がない期間があるので収入が不安定になり、つらい経験をしたから。フリーランスでも対等に接してくれるかどうかを重視する人は、フリーランスの扱いが仕事上で悪かったことや、不当な支払いの拒否があったこと（一番酷い話ですが少なくはないです）。
このような嫌な過去の経験を踏まえて、仕事に対する優先順位が欲求となって現れます。またそのように思うのは極々普通のことだと思います。
過去の嫌な経験にフタをせずにストレートに求めること
過去の嫌な経験、人に知られたくない経験というのは誰にでもあると思います。それをオープンにしていく必要はありません。でも、その経験があるからこそ不安に感じてしまうことは多いと思います。そのため不安を解消するために欲求にして求めていかないとずっと、不安要素のままになって残り続けます。
もちろん現在進行中で嫌な経験をしている人はいち早くその環境から抜け出すのが最優先です。過去に嫌な経験をした人は、そんな環境には近づきたくないと思います。だからこそストレートの要求することが大事です。
フリーランスの場合は単純にそのような仕事をしないで、欲求に従って仕事を探すだけです。サラリーマンの場合でもそんな環境から距離を撮ったり逃げたりする方法はけっこうあります。社内で解決したいなら上司に相談して、配置換え、部署異動をお願いする。もしくは転職して嫌な経験をした会社から逃げ出す。就職事情はあまり詳しくないですが、今はどこの職場も人手不足と感じているので転職も難しくないイメージです。
例えば私の場合の嫌な経験
私がお金を最優先にして考えている理由はシンプル。会社を辞めてから貯蓄ゼロ、収入ゼロを経験したからです。もうあんな経験はしたくないからこそ、できるだけその状況から離れるために収入が高い条件を探してしまいます。なぜそんな状況になったのかは、また別のお話。
いい大人になってから経験したので恥ずかしい経験だし、情けないことでもあります。だからこそシンプルにストレートに欲求がでてきます。こんな経験でも少しでも参考になればと思いました。
不安はどこから来ているのかを知ってみよう
話を「不安」に戻します。
何かに不安になるのは悪いことじゃないです。そこから何が不安で、不安に感じた経験は何か？を考えてみましょう。そこから嫌な経験は何かをハッキリと自覚していく。だから何を求めるのか？これを明確にしていると、人生での判断基準はものすごく明確になります。それがすべてではありませんが、明確にしている基準があると物事の決断するときに不安を感じても楽になることができます。
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