仕事好きと会社好きとプログラミング好き、どれですか?
こんにちは、手塚規雄です。
私はよく「仕事好きだよね」と言われます。そうですね、仕事結構好きですよ。サラリーマン時代から言われていました。でも、そもそも「仕事好き」ってどんな人だろうか?それについて思うことがあったので、コラムにしてみました。
一言で仕事好きといっても色んな人がいることに気がつこう
あなたは仕事好きな人といえばどんな人が思い浮かびますか?
・指示した内容だけでなく1聞いて10できるぐらいに仕事がデキる人
・プライベートなんて感じさせないぐらい、いつも遅くまで仕事をしている人
・多少体調悪くても、必要以上に頑張ってしまう人
・いつも頭にあるのは「出世」というような人
・三度の飯よりプログラミングが好きな人
・会社の中で同僚や先輩後輩とワイワイ仕事をやるのが好きな人
こんな風に仕事好きといっても答える人によって色んな人がでてきます。つまり「仕事好きな人」という定義はけっこうあいまいです。私はここでざっくりタイプ別に分けてみました。
仕事好きの3タイプ
1:会社という空間、場が好きな人(仲間タイプ)
2:お仕事をしてお金を稼ぐ、または地位を築くことが好きな人(お金タイプ)
3:仕事の内容にやりがいを感じている人(やりがいタイプ)
3タイプといっても全部そろっている人もいれば、全部に当てはまらない人もいると思います。そこであえて選ぶならどれか?という事で考えてください。そして、この3タイプはそれぞれ価値観に差があるので、なかなか分かり合えません。
例えば仲間タイプは休日も会社の仲間と一緒に遊ぶとかイベントをやりたいタイプですが、他のタイプにとっては苦痛になります。仲間タイプにとっては良かれと思っていますが、お金タイプややりがいタイプには興味関心のないことで休日を潰されるだけですからね。
次にお金タイプですが、給料や出世が一番と考えているので、他に人にもそれを励みに頑張ってほしいと思っても仲間タイプには不要な競争になるし、やりがいタイプにはそもそも興味がありません。査定を上げても多少は喜ぶけど、それほど効果がないことに疑問をもってしまいます。どれにも当てはまらず、生活のために仕事している人もこれに当てはまるのかな?と思っています。
最後にやりがいタイプですが、仕事の内容が気に入っているのに、出世することで逆にやりがいをなくすケースもあれば、社内政治も面倒くさいと感じています。とくにかく自分のやりたい仕事を邪魔してほしくないと思っています。
全部あてはまらない人は会社を辞める人か予備軍
会社の人にはできるだけ接したくない、給料や出世に希望が持てない、仕事の内容にも興味ない。そんな人は辞めなくてもキッカケがあればすぐにでも会社を辞めようと思っている人です。もしくは副業などやっているかのどれかです。会社に居続ける人は何かしら満足しています。もちろん、これらの3タイプ以外もあると思います。
会社に何も求めていないと話している人ほど、「会社の仲間がなんだかんだ好き」「会社の待遇に満足はしていないが不満はない」「文句はあるけど楽しい仕事をくれるので辞めようと思わない」といった感じです。本当になにもなく会社に努め続けている人は、転職という道をオススメします。そんな精神状態では刑務所にいるような状態と変わりませんから。
3タイプに分類するのはレッテルを貼るのでなく、自分と相手の価値観は違うと知ること
この手のタイプ別にわけると自分と違うタイプに対して何かとレッテルを貼る人がいますが、目的はそうではありません。自分とこの人はタイプが別、つまり「価値観が違うからすれ違いを感じる」という事を認識することが大事です。タイプが違うことを知らないとどれだけコミュニケーションをとっても、どんどんすれ違っていくだけです。そうでなく、自分はこう考えているけど、相手は違う。だからこそ対応を変えていかなければなりません。
・この人は会社の仲間との付き合いを重要に思っているから、休みに遊びに誘おう
・給料に不満がありそうだから、査定アップには何が有効か教えてやる気を引き出そう
・やる気がないのは仕事の内容に興味がないのだから、ちょっと他の仕事を考えよう
こんな風に相手との接し方が変わってきます。どんな相手でも同じ接し方では通用しないし、余計に溝が深くなるので相手の価値観をしることはかなり大事です。
自分と同じ価値観は実はそんなに多くない
自分が嬉しいことを相手にしても喜ぶ人は3分の1、特に何も思わない人も3分の1、逆にストレスに感じてしまう人も3分の1と言われています。自分が嬉しい事は相手も嬉しいとは思わない。だからこそ相手が喜びそうな事を知るためにコミュニケーションを取る。
言われてみると普通のことですけど、普通のことがキッチリできる人は世の中あんまりいないですね。
この3タイプは自分で思ったことですが、先日コミュニケーションでタイプ別の話を久しぶりに聞いた時に、自分と他人は同じ人もいれば違う人もいるというのを久しぶりに思い出しました。
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コメント
ち
ダイバシティとかみんな違ってみんな良いってやつですね
タイプとそれの強度があり、十人十色のベクトルがあると思います。
私は価値観がだいぶ一般からかけ離れてるので「そういう人もいる」くらいでとどめていただき、なるべく不干渉であってほしいと願ってます。
必要とされたい者
なるほどな~ と納得のコラムでした。
ルーキーだった頃、大規模噴火プロジェクトの鎮火作業など、皆で寄ってたかってワイワイやってる時が一番楽しかったです。お祭りみたいでw。「1」ですよね。同僚や先輩・後輩たちとも、良く遊びにも行きました。
ミドルとなって、ギラギラの「2」になっていったように思います。でも、「給料」より「出世」が大事でしたね~。
シニアの入り口にさしかかり、興味が残ったのは「3」だけのような。。。
仕事は好きですね~。でも、プライベートも大切で、地域社会と関わる活動にもいそしんでいます。根底には、誰かから必要とされたい・・という思いが常にあるように思います。