劣等感があるのは普通、問題は付き合い方
こんにちは、手塚規雄です。
普段は劣等感をそれほど持たないのですが、第4回電王トーナメントに参加して久しぶりに強烈な劣等感を持ちました。
直接的な成績よりも、能力的な違い
作成した将棋ソフト同士の勝敗に一喜一憂するより、裏では開発者としての能力の差をものすごく感じてしました。
・自分より後に始めた人が作り上げる素晴らしいソフト
・多くの人に役に立っているオープンソースを提供
・他のゲームAI作成者による優秀な将棋ソフトの開発
・学生や他業種の方がしっかりソフト
・自分があまり理解できなかったものをあっさり理解する学力の高さ
このように劣等感を持った出来事を挙げればたくさんでてきます。こんな状況でフリーのプログラマーなんて言っている自分が本当に情けなくなってしまいました。
自分が誇れることは何か?
正直エンジニアとしての部分で誇れる部分はないのかな?とまで思っているのが正直なところです。真面目に考えても
・エンジニアライフにてコラムを書いている
・能力のわりには、稼いでいる
・フリーのプログラマーをやっている
この3つぐらいです。他には本当にありません。
劣等感を持っても、そこで腐らずに、他人の劣等感を知ろう
私が劣等感を感じているように、他の開発者のみなさまも他の部分で劣等感を持っていた可能性があります。それはどんな劣等感かは聞いてみないとわかりません。ただ他人の劣等感というのは意外なところに感じていることも多いです。なぜ意外かと思う可能性があるのか?
それは何故かと言うと職場の同僚の場合、同じ環境に身を置いているため、似たような能力を身に付くことが多いです。その能力が実は職場以外では意外なほど重宝する能力の場合だったりします。他にも自分にとっては普通の能力だと思っていても、実はそうでもない能力だったりすることもあります。私がよく感じるのはエンジニアとしての能力意外の部分の能力が重宝されています。まあ私のエンジニアとしての能力は平凡なものだと自覚しているし、実際にそういう評価も受けていることが多いです。
劣等感を気にするより、自分の強みを知ることに注力しよう
自分の弱点というは嫌でも知ることになる場面はいくらでもありますが、自分の強みを知る場面は少ないかもしれません。特に自分の周りで自分の強みを表せる人でない場合は、人からは噂されているかもしれませんが、自分自身が自覚することが少ない気がします。
私がよく外の世界を知ろうというのは、自分の強みを知るチャンスを多く作って、自分の強みを知ってもらうためでもあります。それを知るだけで、人生の幅が広がり、色々な選択をとることができるようになります。
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