【78】頑張るのはカッコ悪く、失敗は死ぬほどカッコ悪いのか?
こんにちは手塚規雄です。
日経ビジネスにてこんな記事があった。
その中で若い世代(20代前半)の中で「頑張るのはかっこ悪いと思っていて、失敗することなんて死ぬほどかっこ悪いから、頑張って失敗するぐらいだったら、頑張らないで失敗もしないで、”8割”ぐらいの出来の人生で十分。」という人が多いとか。こちらの意見について私が感じたことが今回のコラムになります。
ちなみに記事の内容には概ね同意でした。
頑張らないで8割の出来って、お前らすげーな
8割の出来というのがどの程度なのかわかりませんが、凡人の私には頑張っているのに5割の出来に達しているのか微妙な判断です。もちろん、努力も能力も才能も何も足りていないので自分の実力とサボった内容が正しく反映されているのでグウの音も出ません。
ただこの意見を言う人達は多少なりとも能力もあって、世の中を渡り歩ける自信もある人の発言だと思いました。だからこそ「8割の出来」という発言も出てきます。もったいないとは思いましたが、人生ひとそれぞれなので人様の価値観に発言できるほど私は偉くもありません。
8割の出来でもいいやと思ってしまう原因は何か?
多くの人は今の若者にはチャレンジ精神が足りないとか成功者の多くの努力と失敗を想像する力が欠けているとか批判すると思います。でも、そもそもチャレンジしようと思っていてもそれだけの「チャレンジしたいと思うほどの面白いものが見つけられない現状」という方が重大な要因だと思います。
私も今でこそチャレンジしたいものはいくらでもあるし、その中でもすでに打ち込んでいるのもあります。でも20代前半はチャレンジしたいと思えるほどの何かというのは全然わかりませんでした。
チャレンジしたいと思えるほどの面白いものが見つけられない原因は何か?
・本気でチャンレンジしたい何かを探そうとしていない
・周りに無我夢中になって何かに打ち込んでいる人が身近にいない
・身近な大人が面白そうにみえないので、将来に希望が持ちにくい
特に3番目が個人的には大きな原因のように思えます。子供の時は早く大人になりたいとか思っていても、就職が見えてくると会社勤めに不安を感じ、仕事が始めると仕事が嫌になっていく。それがほとんどのパターンだと思います。そんな大人たちの愚痴を聞かされる子どもとしては将来に希望が持てなくなっていくのは当然かと。
最近の若者は…と言う前に自分たちの悪い部分を直そう
最近の若者は…や最近の年寄りは…など、自分が属さないカテゴリの相手を批判する内容がニュースでもSNSでもどこにでも転がっていますが、結局は自分のことを棚に上げての発言ばかりです。人のことをどうこう言うよりはまずは自分が変わりましょう。
私も若者の心配をするよりも、やっぱり自分のことを何とかするのが大事だと感じています。自分の悪い部分を修正し、良さを伸ばしていくのが一番大事。それから他人の心配をしても遅くありませんし、力がない状態で他人の世話はできませんから。
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