【４２】ITエンジニアほど副業に強い業種は無い！？
こんにちは、手塚規雄です。
年々副業に関するニュースが増えてきています。会社で副業を禁止している企業が多い中、こっそり副業をしている人が増えてきました。公務員は副業禁止されているので発覚してニュースから、または副業の確定申告をしなかったため申告漏れとなったニュースまで様々あります。実は副業に関する規定がない企業も数多くあるので、一度自社の規則、規定を再確認してみるとよいかもしれません。
フリーランサーになると確定申告さえしっかりやれば問題ないし、法人の場合は登記の際に事業目的に記載することになります。私は先日、事業目的追加による変更を行ったら、3万円必要とのことで手痛い出費となりました。会社設立時期にはほとんど考えてなかった事業ですが、まさか今頃に自分がやるとは思いもしませんでした。ちなみにITエンジニアとはまったく無関係の事業です。
そんな副業や事業の多角化ですが、ではITエンジニアはどのへんが有利なのか？そんなお話しになります。
ITエンジニアの副業は単価が高い
会社にいると気が付きませんが、ITエンジニアのスキルは非常に重宝されるし、みんなが持ちたいスキルで上位のものと言われています。ITエンジニアでなくてもプログラミングスキルが必要になっている。そんな事も最近よく言われ始めました。プログラミングを教育科目化する、という話題などもあります。
ただプログラミング教育に関する受講料ってクソ高い！！個人で受講するには大変ですし、IT系以外の会社では費用を会社持ちにしてもらいたいけど上司が承認してもらえない、という話も多く聞きます。そこで逆の立場になって考えてみましょう。プログラミングを教えている講師の収入はどうなのか？プログラミング講師をやっている人は時給換算するとそれなりに高額と聞きます。安くても時給2000円弱あるという事で一般的なバイトより単価が高いと思います。こんな風にITスキルを使った副業は他にも色々あります。
・プログラミング教育の講師
・PCやルーターの初期設定代行
・仕事の自動化、簡易化をさせる簡単なマクロやアプリケーション作成
・フリーウエア作成による広告収入
・スマホアプリ作成と販売
他にもあると思いますが、カンタンに思いつくだけでこれだけあります。
PCのセットアップ作業や初期設定の料金
未だにPCの初期設定はビックリするぐらい高額です。ちょっと前になりますが、友人がPC買った時に、各種設定サービスとその料金を見せてもらいましたがギャグのような金額でした。実際には私ともう一人で色々教えたのですが、全部代行に頼んだとしたら3、4万円ぐらいかかる計算でした。ネット接続に始まり、フリーアドレスの取得、メーラーの設定、ブログの始め方、SNSの始め方ぐらいでこの値段です。拘束時間は1～2時間でこの金額だったのでマジで驚きました。
機械に疎い人を相手にすると、相手に理解してもらうために色々教える手間もあるのはわかります。もっと直接的に言えば、クレーマーではないけど相手にするのが大変な人がいるのも知っています。それでもこの金額はスゴイと思いました。
ITエンジニアは人に教えるのが嫌い？
私は人に教える事が好きな方です。そんな私が思うのは「分かってもらうまでに時間が掛かるし、対応が面倒くさいし、自分でやるのが一番早い」という人が非常に多くいます。仕事を分担すればいいのにと思うことが多いのですが、当人たちは「教える時間がもったいないから」という理由で仕事を自分一人で抱え込み人が多いのがこの業界。気持ちはわからない事はないのですが、こういう人はそもそも人に何か教えるのが下手ですよね。
みなさんはあまり気が付いていませんが、ITエンジニアは論理的にものごとを考えるのが得意ですが、世間の方々はエンジニアほど論理的に考えることができません。「この程度説明すればわかるだろう」と思い簡潔に説明したけど、相手は全然理解していない。そこで相手はエンジニア教えるのが下手くそ、エンジニアは相手が理解してくれない、というすれ違いが発生しているケースが起こっています。その体験が人に理解してもらうまで説明するのが面倒くさいと思ってしまうのが多いのだと思っています。
教育ビジネスは稼げる
教育ビジネスの最もよいことは自分の経験を人に教えたりするだけでお金を頂くことができるので、稼ぐ効率が高いです。単純に金額も大きいのも有利な点ですが、原価が自分の人件費だけ、つまり実質0円であることが大きいです。原価がないので、お金を必要としないし、自分のスキルを教えるだけなので難しい事はありません。そして世の中から求められているスキルであること。ほとんどデメリットがないからITエンジニア特有の副業は有利だと私は考えています。
副業をやると今以上に自分の時間を持てなくなりますが、副業としてできるお仕事は意外なほど時間的拘束が少なく、自由にできることが多いです。また副業での仕事が本業で活かせるケースも多くあるので私はオススメです。ただ会社が禁止しているのにやる場合にはハイリスクになるのでご注意を。あと副業の収入が20万円を超えたら確定申告が必要となるのでそちらも忘れずに。