心理的安全性の高いチームってなんだ
みなさま、おはようございます。Kyonです。
いかがお過ごしでしょうか。気付いたら年末で、私は今日が仕事納めです。
今年の後半は、自分がプロジェクトのリーダーをすることになったこともあって、チームの関係構築をよく考えていました。今のチームが心理的安全性が高いとは言えないかもと思っていて、それが原因で上手くいってないことがあると感じているというのもあります。
今のチームが良くないかもと思ったので、今のチーム以外のチームを分析して、見えてきたことがあるので共有しておきたいと思います。違う環境はどうなのかと思って、わざわざ社内イベントのチームに飛び込んでみたりもしたので、何か役に立てると幸いです。まだ自分の中でも整理中なので、不足していることや不完全なことは多分にあります。
また、心理的安全性という言葉はそこらじゅうで聞いたことがあると思いますので、このコラムでは定義したり説明したりはしないです。詳しく知りたい方は最後のセクションで参考URLをまとめておきますので、そちらを参照ください。
分かりやすく具体的な共通の目標・目的がある
チームって何か目標や目的を達成するためにあるはずなので、この目標・目的がどのチームにもあるはずです。だけど、いつの間にかふんわりしたものになっていたり、前からいるメンバーには伝わっているけど新規メンバーはよく分かってなかったり、そもそも特定のメンバーには伝わりにくい内容になっていたりするのかもしれません。
そんなこんなで、チームがまとまっていないとか、チームが進むべき方向が分かっていなくて、ちょっと違う動きをして「そうじゃない」と違和感に繋がったりとか、不信感に繋がってしまうのかもと感じました。
逆に、目標・目的が具体的な場合は、みんながそこに向かおうとしていて、少し違う動きをしている人がいても、そこに向かっているのは分かっているから、「なぜその動きなのか?」「そういうアプローチがあったか」という思考になって、違和感にはならないのかもしれません。
私の体験です。社内の部署横断型のイベントの企画部隊に参加してみました。普段は異なる仕事をしているメンバーの集まりで初めましてな方だらけでしたが、みんなが「このイベントに参加してよかったと思ってもらうこと」や「イベントを滞りなく進めること」という目標・目的でまとまれていたなと感じました。
お互いを信頼できている
チームで協力し合えていない時って、「○○さんに頼みたいけど、また迷惑がられるなんじゃないか」「△△さんにお願いしても、ちゃんとやってくれないかも」と、他のメンバーを信頼できていない可能性が高いかもしれないと、今年の案件対応中に感じました。
じゃあ信頼ってどうやってできるのか。お互いが話したことやお願いしたことをお互いの認識相違無く、行動でお返しできているか、ということかなと思います。あと、お互いのことを思いやって、行動・発言することですね。これはコツコツとやっていくしかないんでしょうね。なんか他に良い方法があれば教えていただけると嬉しいです。
上述のイベント企画部隊では、この点は不思議と、初めましてなメンバーが多い中、お互い信頼できていました。企画の打ち合わせも、業務で来れない人がいたらきちんと議事メモを共有していたり、業務が忙しくてタスクが詰まっている人がいたら誰からともなく「○○の件、やっとくね」と手を挙げてくれる人がいたり。人の組み合わせにもよるんですかね・・・。
最低限のスキルをみんなが有している
とはいえ、分かりやすくて明確な目標・目的があって、お互い信頼できているだけでは足りなくて、最低限のスキルがあって初めて、良いチームとして成立するんじゃないかなとも思うわけです。
この点は、まだ自分の中で明確になっていない点が多くて、ざっくりとしかまとまっていません。
最低限のスキルは、報告連絡相談ができて、求められていることが理解できる(もしくは理解するための質問ができる)というところでしょうか。最低限のスキルの定義って難しいですね。
心理的安全性の高いチームってなんだ
・・・という解は、自分の中ではまだ見つかっていないです。
今のチームで、それをどう実現していくのかが問題で、まだまだ試行錯誤段階です。私はチームのリーダーではないので、自分ができる範囲で試行錯誤していきたいと思います。
社内の人材育成部門のメンバーと話してみて、なるほどと思ったのは、「どういうチームであっても心理的安全性を確保しなくていいということはない」ということです。「このチームはスキルが高くないから、指導を厳しくする必要があるから心理的安全性は横に置いておく」とかいうことではない、というのは確かにそうだなぁと思いました。
みなさまのチームはどうでしょうか。
最後にはなりますが、今年も1年お付き合いいただき、ありがとうございました。良いお年をお迎えください。