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キレる人にならないための趣味開拓論

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みなさま、おはようございます。Kyonです。

少し前の記事になりますが、「暇すぎる老後が生む「ネットクレーム」と「正義マン」を読みました。

謝罪文コレクターという存在に衝撃を受けつつも、頷ける内容でした。

趣味を持たず、働きもせず、体や頭を使わずにいると、『相手の立場に立って人の話を正確に最後まで理解する力』を脳が失っていく。理解できないことがあると、人間の脳は血流を増やし、血圧を上げて無理やり働かせようとするため興奮状態に陥る。これが、『キレる』ということ

この記事の中で、加藤プラチナクリニック院長・脳の学校代表の加藤俊徳さんによる上記のような解説を読んで、「"キレる"ってそういうことか」と腑に落ちたのです。

ただし、働いていて身体や頭を使っていても、同じような環境が長く続くと脳が慣れてしまって『相手の立場に立って人の話を正確に最後まで理解する力』を脳が失って、"キレる"状態になる人もいると思います。

老若男女問わずキレる人にならないために、趣味を開拓する方法を考えてみます。

「趣味がないこと」が悩みだった時代

今でこそ多趣味で有名な私ですが、「趣味がないこと」を悩みとしていた時代がありました。それは高校生の頃です。

周りの知人たちが趣味としていること(アニメ・ドラマ鑑賞、漫画読む、芸能人追っかけ、体育会系部活動等)には全く関心がなく、面白い・楽しいと感じることができませんでした。彼ら彼女らが趣味としているようなことを私は全く持っていないし、興味も持てない、「私って趣味がない人なんだ」と。

大人になるにつれて、今まで考えていた趣味と言えることの範囲が幅広くなったり、自分のしたいことに巡り会えたりして、趣味が増えました。

趣味になりそうなことを見つけるポイント

「自分が未経験なことはないか?」というアンテナを張ることです。

趣味がない人は「興味が持てそうなことが見つからない」と言います(私が言っていました)。

"見つからない"じゃなくて"見つけにいく"んだと思います。待っていても、興味が持てそうなことは向こうからやってきてはくれません。

日々晒されているたくさんの情報の中に「自分が未経験なこと」フィルターをかけて、見つけにいくんです。

例えば、家のポストに入っていたチラシを何も見ずに捨てないでなんとなく見てみる。スポーツジムやヨガスタジオのチラシで、自分がやったことがなかったらチャンスです(最近やたらジム推しですがお気になさらず)。

やらない理由はやる理由

「未経験なことをやるの?やったことないのに...」と思ったあなた。

それこそまさにやる理由です。

"やったことないからやらない"ではなく"やったことないからやる"理由であり、最大のチャンスです。

やらない理由なんていくらでも思いつきます。「できるかわからないからやらない」「コストかかるからやらない」等など。「できるかわからないからやってみて確かめる」「コストを最小限に抑えるやり方を探してやる」と考えてみてはいかがでしょうか。

やってみて合わなくてもいい

「せっかく気力を出してやってみたのに合わなかった」と落ち込まなくてもいいんです。

そもそも今までやったことがないことに手を出してみただけなので、自分に合うかもしれないし合わないかもしれないのは当たり前。「これは自分にとって合わなかったのか、なるほどね!」と思うだけでいいのです。「これは合わん。はい、次!」の精神でいきましょう。

ボルダリングはゴールした後に飛び降りるのが怖すぎて合わなかったり、ホットヨガは人工的な温かさが苦手だとわかって合わなかったり、絵を描くことは1つの対象物をじっと観察し続けるのがしんどくて合わなかったり、登場人物が多い長編漫画や小説を読むことは人物が覚えられなくて前巻とか読みだしたら面倒くさくなって合わなかったり、10kmより長い距離のマラソンは「なぜ私は今走っているのか?」という哲学モードに入って進めなくなるので合わなかったり(ぜんぶ私ー)。

今、手元に残っている趣味はそういう意味でいうと精鋭部隊なのかもしれない。

続かなくても気にしない

「でも長続きしないかもしれない...」と思ったあなたへ。

今までの生活に新しいことを取り入れてみるんだから続かなくて当たり前だし、やってみて続かないとわかっただけで大収穫。

それでもいろいろチャレンジしているうちに、続きそうなことが見つかるかもしれないし、"いろんなことをチャレンジすること"を趣味にしたっていいわけです。

久しぶりにやってみたら好きになれるかも

「とはいってもやっぱり何をやってみたらいいのかわからない」というあなたへ、ずっと昔にやってみたけどイマイチだったことをもう一回やってみてはどうでしょうか。

子どもの時は嫌いだった食べ物も大人になったら食べられるようになった・好きなった経験と同じです。

ずっと昔は好きだったことを久しぶりにやってみたら、好きだったことを思い出して楽しめるというパターンもあります。

これからお外も温かくなっていくことですし、趣味を見つけたり開拓したりしてみてはいかがでしょうか。

Comment(2)

コメント

匿名

やったことないからやらない"ではなく"やったことないからやる。やってみて合わなくてもいい。続かなくても気にしない。←凄く励まされる言葉でした。自分は奥手で新しい職種や趣味などは怖いというか、やったことがなから、って感じで踏み切れませんでした。勉強になります。

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