LE社のエンジニアたちの風がふくまま気の向くまま本音コラム

Androidの隠されたパワー~技術者をこう変える~

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 はじめまして、リーディング・エッジ社 教育サービスマネージャの満岡です。Androidが注目される中、そこに秘められた力と、エンジニアとしての可能性をお伝えします。

■自分はこんな人

 最初の開発は、電話局にある巨大な交換機のソフトウェアでした。割り当てられたマシン時間でしか実機を触れないことに嫌気がさして、組み込みの世界へ飛び込みました。それからは、ドライバ開発やOS移植など、ハードウェアに近いところで仕事をしてきました。その後、組み込みLinuxでオープンソースに魅せられ、数年前から自ら(勝手に)ビジョンを持ち、「エンジニアに陽を当てる」活動を行っています。

■会社の中でのエンジニアの「仕事」ってなんだ?

 会社では、経営陣が予算を決め、営業陣が売ります。技術陣は、売り上げの根底を支えていながらも、社内の立場としては弱いのが現状です。それは、エンジニアは「作り上げる」ことが仕事でありながら、仕事の多くを営業陣が決めるからです。そこには絶対的な力関係が存在します。そこで、技術陣が価値を高め、単独で仕事を取ることができたらどうでしょう? 力関係が変化するはずです。

■生涯エンジニアと職業エンジニア

 皆さんは、新しいモノやソフトを手にしたとき、こんなことを感じたことはないでしょうか?

 「これ、どうなってるんだ?」「どうやって動いているんだ?」「少し改良してみたいな」

 エンジニアが誰しも持つ好奇心・探究心が、実は自らの価値を高める重要な要素なのです。私は、エンジニアには2つのパターンが存在すると思っています。

  • 技術に興味を持って、自らの意思で夢中で「作り上げる」 →『生涯エンジニア』
  • 仕事として割り切り、与えられたミッションをこなす →『職業エンジニア』

 現在、注目されている技術者の多くは、「生涯エンジニア」であると考えます。

■興味を持ったことを生かす方法

 生涯エンジニアは、自らのために時間とお金を投資します。そのことが、価値のあるエンジニアとなって、実は後で自分に大きく返ってくるベースになります。ただし、「価値」を判断するのは自分以外の人間です。どんなにいい技術者でも、実績・存在が他人に知られなければ「価値」はありません。そのために、「目立つ」必要があります。コミュニティに参加したり、ブログやTwitter、SNSなどを活用して発信したりして、同じ技術に興味を持った人々と知り合うことが重要です。

■なぜAndroidか?

 「オープンソース」「Java」「クラウド端末」「Google」「Linux」「スマートフォン」――Androidは、生涯エンジニアが活躍できる、興味を持つポイントを複数持ち合わせています。つまり、興味を持ったエンジニアが多く存在し、自らの活動を見てくれる(評価してくれる)機会が多いのです。

 現在、そこで「目立つ」ことにより直接的な仕事に繋がっていく流れが発生しています。近い将来、営業陣は、世の中で誰がどのように「目立っている」かを把握しているだけで、売り上げを上げていくようになるかもしれません(すでに知っている人に頼めれば、短納期で品質のいいものができるのですから……)。

 本内容の詳細は、リーディング・エッジ社で定期開催されている無料ナイトセミナーにおいて、以下のタイトルで講演しています。技術者がどのように実績を作ればいいか? Androidが生む新しいサービスの可能性は? など、具体例をあげてお伝えしています。

 「Androidが技術者に提供する新たな可能性 ~今、採用したい人材とは?~」

 どなたでもお気軽に参加可能です。よろしければぜひ。

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