一人で家事育児をするのに便利なサービス
こんにちは。リーディングエッジ社の山本昭弘です。
私の妻は下半身麻痺で障害者認定2級です。私は一人で2歳と5歳の子どもたちを育て、妻の介護をして、毎日通勤片道2時間かけて正社員として働いています。これは想像以上に大変です。
その際、さまざまなサービスがあることを知り、利用しました。いくつか利用したサービスを紹介します。
■病児保育
子どもはよく病気になります。そのたびに会社を休んで看病をしていたら、有給休暇は何日あっても足りません。子の看護休暇制度(法第16条の2、第16条の3)を利用すれば無給ですが、休めます。ですが、仕事はそんなに休んでいるわけにもいきません。
病児保育は、病気の子どもであってもあずかってもらえます。病院と一緒になっている病児保育の場合は、熱があっても感染症であってもあずかってもらえるため、ものすごく助かります。
■食材宅配サービス
私はアプリ開発は得意ですが、毎日毎日ご飯を作るのは得意ではありません。毎日のメニューはいつも同じようなものになってしまいます。そこで、私はベネッセの食材宅配サービスを利用しています。このサービスは、レシピ付きなためさまざまな料理を作れます。
このレシピは30~60分で完成できるのですが、私は一度も時間内にできたことがありません。見た目も味もおいしいのが出来上がるのですが、週に2回頼むのが限界です。それ以上は食材が冷蔵庫にどんどんたまってしまうので、注文し過ぎに注意が必要です。
■児童相談所
児童相談所というと、ネガティブなイメージがあるかと思いますが、子育てで悩んだ場合には相談してみるのが良いかと思います。
私の今の環境はとても大変なので、レスパイトとして里親さんに子どもたちをあずかってもらうことにしました。定期的にあずかってもらえるようになり大変助かったのですが、子どもたちがどうしても里親さんにあずかってもらうのが嫌で、諦めるしかありませんでした。
あずかってもらえた間は、本当に助かりました。
■保育園の先生
今の保育園で、仲の良いパパさんやママさんはいません。父親が一人で育てる場合の最大のネックは、同じような境遇の人が身近にいないことではないでしょうか。コミニュケーション能力が高い人ならいいですが、私には無理でした。
保育園の先生は、お仕事であるからというのもあるでしょうが、子育てについてさまざまな情報を教えてくれます。働きながら育てるテクニックや、すぐに作れる簡単レシピ、おもちゃや絵本と、本当にいろいろと教えてもらえました。その中で一番は助かったのは、子育ての悩みを聞いてくれるということですね。
■お名前スタンプ
子どもたちの持ち物には、全て名前を書かなくてはいけません。保育園ではみんな同じような服やお道具を使うので、そうしないとすぐに誰の物だか分からなくなります。というのは分かってていても、名前を書く数がたくさんなので、大変です。お名前スタンプを購入して本当に助かりました。
また、男の子は好奇心が旺盛なためか、すぐに迷子になりがちです。迷子のお知らせで、服に名前が書いてあるとまだ喋れない子どもでも、名前を館内放送してくれます。
■時短のススメ
朝は戦争です。子どもたちが勝手に起きて、朝食の準備をして、朝ご飯を食べて、着替えて、体温を計って、保育園の支度をして、洗濯をしてくれればいいですが、しません。私がすべて一人でやっています。
時短をするまでは子どもたちに怒鳴りまくりで、とても悪い状況でした。時短をした今でも朝は戦争ですが、子どもたちを怒ることはなくなりました。
職場の雰囲気や就労形態から難しい人もいるとは思いますが、私のような悩みを持っている人がいましたら、思い切って時短(法第23条、第24条)をオススメします。時短は子どもが3歳まで使えます。それ以上は法律では決められていませんが、子どもが4歳になったからといっても、一人で保育園に行けないのは誰でも理解できますので、会社に困っている旨を伝え、相談してみてはいかがでしょうか。
一人で子育てをしながら、正社員として働くのはとても大変です。それまでと同じ生活はできません。これらのサービスを使えば少しは楽になりますので、調べたり使ってみてはどうでしょうか。